【2020.3.22 追記】本日再度確認しました。確かに最後の部分で書いている変化(効果)は認められます。安価にCDトランスポートを手に入れることができました。これはバーゲン価格です。CDトランスポートとして使用するのであれば、アナログ部分やUSB入力は不要なため、これから入手するのであれば、CDメカニカル部分はCD6006と同一と思われるCD5005(なんと2万円程度で入手できます)でも良いのかもしれません。
昨今はPCオーディオやネットワークオーディオが主流となっており、5~6年程前までは見かけたCDトランスポートはほぼ皆無となってしまいました。しかたがないので、マランツの安価なCDプレーヤーであるCD6006をRME ADI-2 DACのトランスポートとしてデジタルケーブル(同軸ケーブル)で接続して使用しています。
トランスポートとして、CDからデジタル信号を取り出すことのみに専任させ、トランスポートでは不要な回路を停止させることにより、電源負荷の低減(電圧の揺らぎの低減)やノイズの発生を抑えるのが今回の作業の目的です。
やりたいこと)
早速、CD6006の内部を見てみます。
DAC部分とUSB入力の切り離しはできませんね。緑枠内の黒いケーブルを外すとUSB入力のコネクターとの分離は可能ですが、USB入力の回路をスキップすることはできません。銅箔でシールドされているフラットケーブル。ノイズ対策です。ここに意味がありそうですね。このフラットケーブルを取り外して、アナログアンプ部分を切り離したくなりました。
今回はアナログアンプとヘッドフォンアンプの切り離しを行うことにします。
まず、アナログアンプへの電源コードを外します。ここからの電源はヘッドフォンアンプと共用です。コネクター手前部分の爪を押しながら慎重に抜きます。
次に黄枠部分のフラットケーブルを外します。上に引っ張ると簡単に外せます。
更にアナログアンプ側のフラットケーブルとヘッドフォンアンプへの配線を外します。両方とも上に引っ張るだけです。
黄枠部分の4か所を抜くことで完了です。
アナログアンプ基板とヘッドフォンアンプ基板は取り外し可能ですが、取り外すことにより、筐体の振動モードが変わってしまい音質に影響がある可能性があるので、そのままにしています。(取り外し作業や取り外した後の保管も面倒です)
フラットケーブルは別途保管し、コネクターのみ外したケーブルはフラフラしないようアナログアンプから伸びている黒色の針金?を使って固定します。
元に戻して動作確認をしました。正常にデジタル出力されています。評価を誤らないようにするため、すぐに聴きたい気持ちをおさえ、電源を入れてから1時間後に聴き始めました。
殆ど変化はないだろうと考えていましたが、次の効果(変化)がありました。この効果(変化)を好ましいと考えるのであれば実施する価値があります。私は大変気に入りました。
- コントラストが向上しました。これはわかりやすい変化です。クッキリ、ハッキリ系のサウンドです。
- S/N感が向上しました。これはひょっとしたら気分的なものかもしれません。
- ハイハットの付帯音っぽいもの(浮遊感っぽいもの)が少なくなりました。これはマランツのCDプレーヤーの味付けかもしれません。私はこの味付けは好きではなかったので好ましい変化です。
今回の変更は元に戻すことが可能ですので、気になった方は試してみる価値はあります。お約束ですが、これは改造にあたりますので不具合が発生した場合、メーカーでの修理を断られる可能性があります。また、実施したことによるいかなる不具合や事故の発生に対して当方は責任を負いません。
Full House / Wes Montgomery) 臨場感が素晴らしいです。ライブの熱気が伝わってきます。
Famous Blue Raincoat,20th Anniversary 24K Gold Edition / Jennifer Warnes) これってここまで録音良かったかなぁ。というくらい再発見がありました。
Sugar High / 鬼束ちひろ) 圧巻はアルバム最終曲の「BORDERLINE」大音量で聴くと魂を抜かれます。