無線とピュアオーディオ JN1NBU

無線とピュアオーディオ JN1NBU

アマチュア無線とピュアオーディオのブログです。

スクリュードライバー HI-Q 5/160の延長エレメント

延長エレメント(追加したロングワイヤー部分)は、ひとまず満足のいく形になりました。

今後、再調整による手戻りを防ぐため、現在の仕様と検討結果を記録しておきます。

延長エレメントの仕様

  • 全長: 7m
  • ベランダ外: 4.2m
  • ベランダ内: 2.8m(間隔8cmで5回折り曲げ)
  • 共振周波数: 8.13MHz付近
  • 使用バンド: 160m、80m、40m(スクリュードライバーの電動コイルで調整)
  • 電線種類:KIV 0.75SQ(軽さ重視)

ベランダ内の折り曲げ部分の長さを増やすことで、共振周波数を7.1MHz付近まで下げることもできます。しかし、その状態ではベランダ内での結合が大きくなるためか、160mや80mで送信出力を上げると、SWRが1.1から1.6程度まで悪化することがありました。

40mバンドで電動コイルを使わないフルサイズでの運用はとても魅力的です。しかしながら、共振周波数を下げることだけを優先するよりも、送信出力を上げたときの安定性を重視した方がよいと判断しました。

以上から、現時点では、共振周波数を8.13MHzとした現在の形態が、私の設置環境では最適と考えています。

今朝のローバンドは片パス状態か

今朝は160m、80mとも収穫は少なそうですが、EUが入感しています。

しかしながら、コールしてもリターンがありません。

私の電波はEUまで届いていないようです。どうやら片パス状態のようです。

交信できたのは近場のみでした。

3.547では9T0MDが安定して入感しています。コールされる方多数で、これはなかなか厳しそうです。ここは前回のペディションでCFM済ですので、静観するのみです。未交信の160mは難易度が高いです。

REWでスピーカーの周波数特性を計測して低域補正を行った件のその後

3月に、REW(Room EQ Wizard)を使ってスピーカーの周波数特性を測定し、RME ADI-2 DAC FSのEQ(イコライザー)で低域の補正を行ったことを書きました。

あれからしばらく使ってみて、現在の使い方は少し変わっています。

現在はEQを使っていません

現在、RME ADI-2 DAC FSのEQは全く使っていません。

低域の量を調整するときは、BASSつまみを使っています。

おおむね「-5dBからフラット」の範囲で、そのとき聴いている音源に合わせて調整しています。

なぜこのような使い方になったのかというと、アルバムによって、ちょうど良いと感じる低域の量がかなり違うからです。

音量によっても違いますし、その日の気分によっても変わります。

測定結果をもとにEQを設定しておけば、周波数特性としては整った状態になるのでしょうが、アルバムを変えるたびにEQを細かく調整するのは、私にとっては少し面倒です。

それならば、実際に音楽を聴きながらBASSつまみを少し回して、

「もう少し低域が欲しい」

「これは少し出過ぎている」

と感じたところで止める。

現在はこちらの方がずっと簡単です。

では、REWでの測定は無駄だったのか

ここが今回書いておきたかったところです。

結果だけを見ると、測定用マイクを購入して、REWをインストールして、スピーカーの周波数特性を測定し、さらにEQまで設定したにもかかわらず、現在はそのEQを使っていません。

そう考えると、ずいぶん手間をかけた割には元に戻ってしまったようにも見えます。

しかし、私はREWで測定したことは無駄ではなかったと思っています。

測定することで、自分の部屋でスピーカーを鳴らしたときに、低域がどのようになっているのかを実際に目で確認することができました。

それまでは「このあたりが少し出ているような気がする」という感覚だったものが、測定することで具体的な周波数特性として見えるようになりました。

そして、それをきっかけに低域の量を意識して聴くようになりました。

最終的には「測定」より「音楽を聴く」

REWの測定結果から考えれば、もっと細かくEQを設定して、できるだけフラットな特性に近づけていくこともできます。

しかし、私がオーディオでやりたいことは、測定値をきれいにすることではありません。

音楽を聴いていて、「このくらいの低域が気持ちいい」と感じるところで聴きたい。

そのためには、測定結果を絶対的な基準にするよりも、最後は自分の耳で判断する方が自分には合っていました。

REWで測定したことは、最終的な設定を決めるための答えにはなりませんでした。

むしろ、自分のシステムの低域を知り、低域を調整して音楽を楽しむためのきっかけになった、と考えています。

測定して終わりではなく、測定したことを一度忘れて、結局は音楽を聴きながらBASSつまみを回す。

現在は、そんな使い方に落ち着いています。

測定用マイク:UMIK-1)

あなたになりたかった / 平井堅さんを聴いて

平井堅さんの「あなたになりたかった」(2021年発売)を聴いています。

まず感じるのは、やはり素晴らしい声です。

声そのものに艶があり、息遣いまで自然に感じられます。歌唱力があるというだけではなく、「平井堅の声だ」とすぐに分かる個性があります。

それから、低音域の表現が優秀です。

ベースやキックの低域にはしっかりとした重さがあります。それなのに、音が重たく居座ることなく、ポンポンと軽く飛んできます。

「重いのに軽い」

この感覚は、単に低域の量が多いということではありません。低域の立ち上がりが速く、音が出たあとに余計なものを引きずらず、次の音へ軽快につながっていきます。

「ズーン」と重い
↓
でも「ドンッ」と止まる
↓
次の音がまた軽く飛んでくる

ということです。

こういう音を聴いていると、ピュアオーディオの面白さをあらためて感じます。

最近、往年のジャズの名盤をESOTERICのリマスター盤で聴いています。古い録音が最新の技術でよみがえるのはとても魅力的です。

ただ、今回の平井堅を聴いていて、別のことを考えました。

もしかすると、最新録音のほうがオーディオシステムの違いが分かりやすいのではないか。

古い録音には、録音された時代の機材やミックス、マスターテープなど、どうしても現在とは異なる条件があります。どれだけ丁寧にリマスタリングしても、元の録音が持っている制約から完全に自由になることはできません。

一方、現在の録音は、現代の録音機材やモニター環境を使って制作され、ミックスやマスタリングも現在の再生環境を意識して行われています。

マスタリングエンジニアは、実際のモニター環境で音を聴きながら、低域の量や立ち上がり、ボーカルの質感、音のバランスなどを決めていきます。

つまり、今自分のシステムから聴こえている音も、制作側が実際にモニターしながら作り上げた音の延長線上にあります。

そう考えると、最新録音をピュアオーディオで聴くことで、古い録音では分かりにくかったシステムの違いが、よりストレートに現れるのかもしれません。

もちろん、古い録音に価値がないという話ではありません。

むしろ古い名盤には、録音された時代そのものを含めて楽しむ面白さがあります。これに対して最新録音では、録音やミックス、マスタリングまで含めて、現在の技術で作られた音を、そのまま自分のシステムで味わうことができる。

今回の「あなたになりたかった」は、そんなことを考えさせてくれました。

そして何より、重い低域がポンポンと軽く飛んでくる。

この感覚は、ピュアオーディオで音楽を聴くからこそ味わえる快感なのだと思います。

camomile Best Audio / 藤田恵美さん - オーディオチェック盤から癒しのアルバムへ

オーディオチェック用として、藤田恵美さんの次のアルバムを購入された方は多いのではないでしょうか。

  • camomile Best Audio(2007年発売)
  • camomile Best Audio 2(2016年発売)

本シリーズには、「かないまる」こと金井隆氏がサウンドクオリティ・アドバイザーとして全面的に携わっています。

久しぶりに聴いてみました。

前回いつ聴いたのかは覚えていませんが、「camomile Best Audio 2」はほとんど聴いた記憶がありません。おそらく10年ぶりくらいに聴くことになると思います。

改めて聴いてみると、

  • 抜群の定位とバランス
  • きれいに広がる空間
  • きれいでやさしいく、純度の高いボーカル

と、オーディオチェック用として非常に優秀なアルバムであることが分かります。

一方で、私にとっては、音楽として心に響くものはそれほど多くありませんでした。

オーディオシステムが熟成してくると、オーディオチェックの意味も少しずつ変わってくるのではないかと思います。

単に「音が良いか」を確認するのではなく、最終的には、自分が聴きたいアルバムをどれだけ気持ちよく、そして感動して聴けるのか。

私にとっては、こちらのほうが重要になってきました。

このアルバムも、これからは「オーディオチェック用」として聴くのではなく、藤田恵美さんのボーカルに癒されたいときに聴くアルバム、という位置づけになりそうです。

TJ1GD Cameroon 80m FT8

TJ1GDの80mの運用をずっと待っていました。

3.573でCQに気づき、コールしていると数分後には3.567に移動していました。追いかけてコールしますが、3.567は既に9T0MDをコールする局で大混雑です。

程なくしてリターンがありました。しかしながら、RR73を確認できません。

Livestreamは停止していましたが、リアルタイムログがあります。すぐに確認すると交信成立でした。80mはバンドニューになります。

たった1バンド分のOQRSに対して7ユーロかかることになりますが、手続きを済ませました。

今朝は160m、80mとも、あまりコンディションは良くなかったです。コールしましたがリターンのない局が多かったです。

【2026.10.5 追記】翌日CFMできました。

続編:ローバンドのシーズンを前に、ベランダアンテナのカウンターポイズを見直す

今朝、160mと80mで運用しました。

パワーを上げるとSWRが安定せず、1.2程度だったものが1.6程度まで上がることがありました。

これでも実用範囲ではありますが、これまで安定していたことを考えると、原因を確認しておきたいところです。

現在のカウンターポイズは、以下の構成です。線材はKIV 2.0SQです。

  • 5m × 5本を束ねたものを2セット
  • 7.4m × 1本
  • 10m × 1本

追加した7.4mと10mの線が、80mと30mのSWR改善に寄与していることは、前回の記事に書いたとおりです。

今回、大きく違うのは天候です。

これまでは雨が続いていましたが、今日は晴れています。ベランダの状態が変化したことが、SWRの変化につながっている可能性があります。

そこで、まず7.4mの線を外してみました。

すると、30mのSWRはほとんど変化しませんでしたが、80mは悪化しました。

この結果から、少なくとも私の環境では、7.4mという特定の長さそのものよりも、カウンターポイズ全体の容量や周囲との結合量が効いているように思われます。

そこで、カウンターポイズを次の構成に変更しました。

  • 5m × 5本を束ねたものを2セット
  • 10m × 5本を束ねたものを1セット

結果は良好でした。

160m、80mとも、パワーを上げてもSWRは1.1~1.2で安定しています。

他のバンドも問題ありません。

これまでの実験では、単純に線を追加したり、特定の長さに合わせたりすれば良いというわけではなく、アンテナ、カウンターポイズ、ベランダ周辺の環境を含めた全体のバランスが重要だということが分かってきました。

今回はこれで一旦完了とし、しばらくこの構成で運用して様子を見ることにします。

ベランダ内の敷設状況)ガムテープで仮止めしています。この後、「3M スコッチ 超強力多用途補修テープ 全天候型 DUCT-AW22」で固定しなおしました。

※余談ですが、5~6年前に購入したKIV 2.0SQ 200m巻は前回のカウンターポイズ追加で使い切ったため、新規に購入しようと価格を調べると2万円以上します。これは驚きです。以前購入した時は1万円弱だったと記憶しています。ヤフオクやメルカリをチェックすると1/3程度の価格で「引き上げ品」と称するものが手に入ります。今回はこれを調達しました。しかしながら、今までは多くの試行錯誤を行ってきたため、200m巻を使い切りましたが、カウンターポイズに関しては、ほぼ完成形と考えています。残りの150mは長期保管となりそうです。