無線とピュアオーディオ JN1NBU

無線とピュアオーディオ JN1NBU

2015年11月に再開局しました。25年間のブランクがあります。ピュアオーディオは私の中では「あがり」と考えていますが新製品が発売となるとつい気になってしまいます。沼とならないよう自制するのが大変です。

3G0YA イースター島 80m FT8 初日はダメでした

4/26から80mでの運用が始まりました。

可能性が高いのは

  • 日本の日の入り前後である18:00~19:00
  • 現地の日の出前後 21:00~23:00

日本の日の入り前後は殆ど入感しませんでした。19:00~20:00もワッチしましたが、この時間帯も殆ど入感しませんでした。

現地の日の出前後は時たま(本当に時たま)見えました。1エリアの局にリターンが返っているタイミングでコールしますが、交信には至りませんでした。

4/27も期待していますが、本日は80m用のアンテナのエレメントを延長して160mの運用をしているようです。本日は80mの運用はなさそうです。160mもいちおうワッチしてみますが、これをモノにできる方は少ないでしょう。

運用は5/6までの予定ですので、次のチャンスを待つこととします。

ダメだった時に聴くアルバムのひとつ

Hope / 遊佐未森)さあ、出直しだ

TT8RR/TT8TT/TT8XX チャド 終盤戦 / 80mが残っています

TT8RR/TT8TT/TT8XXとタイトルにありますが、今のところ私が交信したのはFT8で運用しているTT8XXのみです。10mはなかなか交信に至りませんでしたが、4/25の夜は長時間に渡り入感しており、ようやく交信できました。

各バンドとも需要は満たしつつあるようで、入感していればパイルアップもなく、簡単に交信できる状況のようです。(80mを除く)

残りで可能性があるのは80mですが、入感するタイミングが日の出前後の限られた時間である / ローバンドシーズンでない / 需要がまだ高いと思われる。といったことから、よほどミラクルな何かが起きない限り交信は厳しいと考えています。

Hi-Q-5 HF スクリュードライバーアンテナ 要修理 / 圧縮コイルばね交換完了

本日、圧縮コイルばねが納品されました。

使うのは右側のばねです。

  • TSS-55168 (外径 9mm / 線径 0.8mm / バネ係数 0.853N/mm)

長さを17mmに切りそろえます。

圧縮コイルばねと金属製の球を組み合わせます。いい感じで収まりました。なお、金属の球にはあらかじめ薄くグリスを塗っておきます。

金属の球と円盤はテープで固定しておき、写真の状態まで組み立てた状態でテープを引き抜きます。その後、コイル部分をねじ込みます。

これで修理完了です。スムーズに動くようになりました。

ようやく戦線復帰です。

圧縮コイルばねのようなホームセンターなどでは購入の困難なものまで購入できるネットは本当に便利です。

Hi-Q-5 HF スクリュードライバーアンテナ 要修理 / 圧縮コイルばね調達

【2024.4.23 追記】バネ係数を簡易的に計測しました。

やはり気になるので再度分解して確認します。

金属の小球とバネを並べてみます。

バネを圧縮してみます。6個中3個が元の形状に戻りません。全て交換します。

バネが黒く焦げたような状態となっています。コイルとの接触不良が発生しスパークしてこのような状態となってしまったのでしょうか。

バネを発注するため寸法を計測します。

  • 金属の小球:直径9mm
  • バネ:直径9mm / 長さ17mm / 線径0.8mm
  • 円盤の穴の直径:9.4mm

モノタロウで検索しますが、長さがぴったりの物がありません。元のバネを確認すると、片側は切断した状態なので、切断して使用すれば良いと判断しました。

送料無料のヨドバシカメラで検索すると、なんとモノタロウで検索したものが購入できます。線径0.8mmと1.0mmの両方を調達し、どちらが好ましいか判断する予定です。

このようなバネは「圧縮コイルばね」という名称だということがわかりました。

→結局、納期の短いモノタロウに発注しています。(上記はキャンセルしました)

 

しばらくは予備のHi-Q 4/80 ピラニアで運用します。ハイバンド中心なので戦力ダウンとはならないと想定しています。

Hi-Q-5 HFアンテナ。使い方が良くないのか、そもそも品質に問題があるのかどうか。評価は避けますが、メンテナンスをしながら使わないといけない製品だと判断しました。

【追記】バネ係数を簡易的に計測しました。

もともとのバネを家庭用のはかりで計測しました。

その結果はバネ係数は80gf/mm=0.78N/mmということがわかりました。

  • TSS-55168 (線径 0.8mm) 0.853N/mm
  • TSS-55183 (線径 1.0mm) 2.236N/mm

ですので、TSS-55168 (線径 0.8mm)を使うのがよさそうです。

Hi-Q-5 HF スクリュードライバーアンテナ 電動コイル移動中にSWRが無限大になる / 対策方針

チューニングは省電力でキャリアを流しながら電動コイルを動かして行います。その時、通常時は一定の範囲内でSWRが変化するのですが、昨日からチューニング中にSWRが無限大となるポイントが多数発生するようになりました。

このアンテナの内部構造は以下の写真のとおりとなっています。(写真は代理店のサイトより借用。現在、代理店活動は休止しています)

  • コイルと接触する円盤の周囲に6カ所穴が空いており、そこに「バネ」と「金属製の小球」が挿入されており、小球の半分が円盤の外側に出ている状態
  • 電動コイル中を円盤が移動することによりコイル長が変わる仕組み。6つの小球が絶えずコイルに触れていることにより、スムーズにインダクタンスが変化する

分解して確認します。(写真は撮り忘れました)

状況は以下のとおりでした。

  • バネにへたりがあり、2か所の小球が円盤の中にめり込んでいる。そのため、チューニング中(円盤がコイル中を移動中)に、コイルと円盤とに隙間が空いてしまうことがある。
  • コイル長と巻き数は写真のものの半分程度である(これは穴の深さに依存するので設計が間違っているかどうかは判断できません。

斜めにベランダから突き出して使用しているため、円盤の下側のバネがへたり易いと考えています。

とりあえず、バネを手で延ばして再組立てをして正常に稼働するようになりました。この状態でいつまで使えるのかどうかなんともいえません。

めんどうなのですが、もう一度分解し、バネの形状を確認し、代用可能なバネを探し始めようと考えています。

以前使用していたピラニアシリーズではこのようなことは起きていません。わずか1年間の使用でこのような状況となっています。個体差の可能性もありますが、製品クオリティに問題ありかもしれません。

TT8RR/TT8TT/TT8XX チャド / 3G0YA イースター島 / A52CI/A52P ブータン 序盤戦

タイトルの順番はバンドニューがたくさん残っている順です。

TT8RR/TT8TT/TT8XX チャド

30mしかCFMできていないので、できる限り多くのバンドニューを確保したいところです。

深夜と早朝で4バンド確保できました。

残りで可能性があるのは80m/12m/10mになります。

 

3G0YA イースター島

CFMできているのは40m/30m/20mのみです。こちらは伝搬的には難易度は低いです。

17m~10mまで交信することができました。FT8よりもCWの方がリターンが早かったです。

80mの運用待ちです。160mは運次第です。

 

A52CI/A52P ブータン

10mと12mがありません。ハイバンドのコンディションが良く、こちらは難なく交信できました。

こちらは終わりです。あとは6mでしょうか。

Hi-Q-5 HF スクリュードライバーアンテナ クラック補修 / 分解方法説明あり

【分解にあたっての注意】旧ピラニアシリーズは該当部分が接着されている可能性があります。手持ちのHi-Q 4/80 ピラニアは手で上部キャップ部分を回しても開きそうな気配はありません。もし、旧ピラニアシリーズを分解される場合は慎重に作業を進められた方が良いと考えます。また、分解した結果、再組立てが不可能な状況となっても、当方は責任を持てません。

 

Hi-Q-5 HFを使用して約1年になります。点検を行ったところコイル部分にクラックがありましたので補修しました。コイル部分の外装はポリカーボネート樹脂です。

角度を変えてみると、このクラックは表面に達していることがわかります。これ以上クラックが広がらないようにする必要があります。

他にもクラックがありますが、納品時からあったものもあり、いずれも表面に達してはいないため、今回補修は見送りました。ポリカーボネート樹脂に溝を掘って、そこにコイルをはめ込んでいますので、この部分が弱くなってしまいます。この構造はコイルの直径を大きくできるのですが、機械的には弱点となってしまいます。

上部のクラックの発生した場所にはコイルがありますが、この部分はコイルとしては使われておらず、上部の金属製のキャップのネジ受け部分として機能しています。

 

分解して確認してみます。(分解は当ブログでの説明のため補修後に行っています)

上部の金属製のキャップ(黒い部分)と一体構造の黒い六角ナットを左に回すと、キャップが外れます。ネジ部分は金属であり、コイルと高周波的に結合していると同時に、キャップとコイル部分を物理的に固定することも兼ねています。

このような構造のため、大きなエレメントをつけて使用していると、コイル部分に大きな力がかかり、今回のようにクラックが発生してしまうことになります。ローバンド用の大きなエレメントは使わない時は外すことにしました。

こんな感じです。

角度を変えてみます。

ちなみにコイル下部分のマストとの結合部分も同じ構造です。

したがって、コイルを焼損させてしまった場合は、その部分を切り捨てることにより最低周波数は高くなってしまいますが、修復が可能です。メーカーが部品を提供してくれれば良いのですが、それは行っていないとガイドされています。残念です。

さて、クラックの補修です。

プラリペアにガラスクロスが同梱されているものを使います。

物凄く体に悪そうな臭いがしますので、扇風機で換気しながら作業します。中毒性のありそうないけない臭いです。目的外使用禁止というやつです。

液がつくと樹脂の表面が溶けますので、養生してから作業します。

上手くいきました。

上部の金属キャップのネジ部分が機械的な弱点となっていますので、耐熱ガラスクロステープをこの部分に巻いて補修します。耐熱性があり、しかも殆ど伸びないため、今回の用途に適切と考えました。

その後は防水のためシリコーンテープで仕上げます。

完成です。戦線復帰です。