無線とピュアオーディオ JN1NBU

無線とピュアオーディオ JN1NBU

2015年11月に再開局しました。25年間のブランクがあります。ピュアオーディオは私の中では「あがり」と考えていますが新製品が発売となるとつい気になってしまいます。沼とならないよう自制するのが大変です。

ベランダのカウンターポイズを撤去した効果

【2022.4.8 更新】

当記事へのアクセス件数が多いので現状を整理します。要するに万能策はないということです。アンテナチューナー併用で実用上問題ありません。

  • ベランダ手すりへのアースは継続。
  • ベランダ手すりにアース線をはわせたアースは廃止。(有無の差がないため)
  • ベランダ床のカウンターポイズは40m~160mバンドを運用する上で必須。当局の環境では写真の位置が最良。数は5mx5本から始めて最終的には5mx20本まで増やしました。多い方が良い感じです。30m~6mバンドはカウンターポイズがなくても問題ありません。
  • カウンターポイズの長さは5m、7m、10mを試したが優位な差はみとめられず。そのため5mにしています。
  • 各バンドのSWRは1.0~1.7となり、全てのバンドでSWRを1.2以下とすることは不可能。アンテナチューナーは必須です。

ベランダのアンテナのカウンターポイズは以下の写真のとおりベランダ床をはわしていました。また、アースはベランダの手すりにも取っています。

床にはわせたカウンターポイズ)

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この状態でSWRは下がるのですが、40mバンドでリアクタンス分が10オーム程度残るのが気になっていました。実験的な意味合いもあり、カウンターポイズを手すりにそわしてみました。

手すりにそわしたカウンターポイズ)

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 なんとリアクタンス分が0.1オームになりました。ラッキーです。

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でも、これって手すりのみのアースと同じではないかと考え、思い切ってカウンターポイズを撤去してみました。その結果!!!!!

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測定誤差を考慮すると同じ結果ではないでしょうか。

以前手すりのみの状態では40mでは良い結果はでなかったのですが、何が変わったのでしょうか。念のため80mでも確認しましたが大丈夫です。運用を続けることによって高周波的な導通が良くなったのでしょうか。手すりになんらかの工夫をすることによって、更に良くなったりしないのかという興味がふつふつと湧いてきました。いろいろ考えてみます。

ここ1週間程、コンディションがあまり良くありません。コンディションが良くないと興味がリグやアンテナに向かってしまいますが、今回はよさそうな結果となりました。しばらくカウンターポイズ無し、ベランダ手すりアースのみで運用してみます。