本日はスクリュードライバ・アンテナのシャントコイルを調整しました。シャントコイルは簡単に取り外せるようにしていますので、巻き数を変えたものを複数作って交換しています。微調整はコイルの間隔を調整して行いますが、コイル間の間隔はあけすぎない方が多くのバンドに渡ってSWRが安定します。コイルは2mmのエナメル線、コイルの直径は3cmです。各コイルでのSWRは以下のとおりです。1つのコイルで全バンド最適にすることはできないため、妥協が必要となります。
- 11回巻
160mは1.4、他のバンドは1.2~1.7
- 9回巻
160mは1.7、他のバンドは1.0~1.4
この冬は160mを優先するため、11回巻を使っていましたが、多くのバンドでSWRが1.0にならないためアンテナチューナー(コメット CAT-300 ヤフオクで調達)を併用していました。160mシーズンも終盤となりましたので、160mバンド以外はチューナーを併用しなくてもよいように9回巻に戻しました。そもそも160mバンドの使用頻度は少ないので通年に渡り9回巻で良いという結論に達しました。
9回巻のコイルにて、マッチングボックス内のMコネクターのホットとコールド(アース)間に1,000pFのセラミックコンデンサを入れると160mにおいてSWRが1.1になることを確認しました。但し、他のバンドのSWRが下がらなくなります。160mのみ1,000pFのコンデンサを入れるようにリレーで切り替えるのが良さそうです。そうすれば全てのバンドでアンテナチューナーが不要となります。
なお、シャントコイルを17回巻にすると160mのSWRが1.1になります。17回巻のコイルを作成し、9回巻部分からタップを取り出してリレーで切り替える方法でも良いです。
【ムラタの1,000pF セラミックコンデンサ - 耐圧2KVですが電流腹なので大丈夫でしょう】
(秋月電子で10個200円で買ってきたものです)
【9回巻のシャントコイル】