【記事を書いていて感じたこと】
このような小さなアンテナで160mから6mまでDXCCを追いかけられるFT8は本当に素晴らしいモードです。(6mは厳しいかな?)
スクリュードライバーアンテナは電動コイルを操作することにより多くのバンドで運用することができますが、構造上に起因する弱点があります。
- アンテナの物理的な長さよりも高い周波数には調整できない。(あたりまえ)
- 高い周波数で運用するためにはエレメントを短いものに交換する必要があり、その場合低い周波数での輻射効率が落ちる。
- エレメントの交換は30秒ほどで実施できるが、暑い夏や寒い冬はおっくう(やりたくない)
エレメント交換を最小限として運用するため、当方では以下のとおりとしました。
- 80m~17mで使用できるエレメントを用意(長さ約2m、キャパシティハット付き)アンテナ全長は約3mとなる
- 12mで使用できるエレメントを用意(長さ約0.8m) アンテナ全長は約1.8mとなる
- 160mは長さ約5m、トップローディングコイル付きの電線を80m~17m用のエレメントの先ににワニ口クリップで取り付けて運用。目立つので夜間限定
- 15mは80m~17m用のエレメントに対して、シャントコイルのタップ位置を17回で使用するとSWR=1.9程度で使用できるため、チューナーを併用して対応
- 10mは12m用のエレメントに対して、シャントコイルのタップ位置を17回で使用するとSWR=1.7程度で使用できるため、チューナーを併用して対応
- 6mは80m~17m用のエレメントでSWR=1.5程度で使用できるため、チューナーを併用
- シャントコイルのタップ位置変更は手元でリレーを操作して実施(楽ちんです)
以下の表を作成して、これを確認しながら運用しています。