無線とピュアオーディオ JN1NBU

無線とピュアオーディオ JN1NBU

2015年11月に再開局しました。25年間のブランクがあります。ピュアオーディオは私の中では「あがり」と考えていますが新製品が発売となるとつい気になってしまいます。沼とならないよう自制するのが大変です。

スピーカーのセッティングをやり直す

時間がありましたのでスピーカー(Vienna Acountic Beethoven Baby Grand 初期型:T-3GB)のセッティングをやり直しました。現在、いい感じで鳴っていますが、更に良いポイントがあるのではないかと考えて重い腰をあげました。

マニュアルにセッティングに関する記載がありますので、確認しながら進めることにしました。

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部屋が十分に広い場合は、後ろの壁からスピーカーの背面を「少なくとも1mは離し」「壁との距離を変えて調整せよ」と書いてあります。現在、オーディオを置いている部屋はスピーカー背面からのリスニングポジションまで3mしかなく、かつ家族と共用スペースですので、この方法は取れません。本当はこれがいいのでしょう。

スピーカー背面との距離が取れない場合は、「内振り」するとの記載があります。

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スピーカー間の距離は部屋の幅の70パーセント位の場所に置き、「スピーカーの間隔」と「内振りの角度」を「試聴」で決めるとなっています。スピーカー背面からの距離が1m以上とれる場合は、内振りはせずに背面からの距離だけで調整するのと比べると、調整項目が多いです。某販売店で推奨しているレーザーポインターで視聴位置の前方で内振り角度の焦点があう方法で良いといった簡単なものではなさそうです。

マニュアルに記載されているイメージ図です。内振りの焦点がリスニング位置後方にありますが、これはあくまでも目安であり、設置場所と内振り角は試聴で決める必要があります。

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当方の環境では、リスニング位置に焦点がくるように強めに内振りするのが最も良い結果となりました。セッティング開始前よりスピーカーの間隔は20cm狭く、内振りは強くなりました。側面からの距離は80cm程度です。とっても良い感じで鳴っています。

セッティングのポイントは通常聴くよりも大きめの音にしても低音がブーミーにならず、かつサウンドイメージが拡がり、クッキリとする設置場所と内振り角を探すことです。このスピーカーは見た目からは想像がつかないくらい低音が出るため、壁の影響を如何に少なくするかが重要です。どうしても低音が制御できない場合はトーンコントロールで調整するか、背面のバスレフにスポンジをつめるしかありません。

今回のセッティングであらためて分かったことですが、爆音で聴くと壁の影響を受け、低音がコントロールできなくなります。当方は爆音で聴くことはないのですが、爆音で聴くためには、後方および側面の壁やリスニングスペース後方の壁からの距離を十分にとる必要があります。部屋の制約が大きいにも関わらず爆音での再生が必要な方はバスレフが後面にないスピーカーを選定された方が良いかもしれません。

Domino / Roland Kirk) クセの強い演奏スタイル。でも、たまに無性に聴きたくなります。

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