【2023.7.11 追記】現システムとの相性の課題(低音域の制御)があり、当方の経験と能力ではどうしても解決できなかったため、誠に残念ですが手放しました。
【2023.6.3 追記】このDAC。「音が熱い」といった印象だけでは語れません。「音が熱い」=「勢いだけで荒い音」ではなく、細かい音もスムーズにきれいに紡ぎだされます。今まで階段調に聴こえていた消えゆく音もスムーズなつながりをもってシームレスに空間に放たれます。NOSモード。DAC内でオーバーサンプリングしていないのでスムーズではないのではないかという思い込みとは正反対のサウンドです。SOULNOTEではエントリーモデルのD-1N。そのサウンドはエントリーレベルではないです。
私が入手したものはD-1をメーカーにてD-1Nに有償アップグレードしたものです。新品ではありませんが、とてもきれいな筐体です。いつも同じことを書きますが、ピュアオーディオの機器は大変丁寧に扱われていることが多いです。
早速ラックに入れfidataとアコリバのUSBケーブルで接続して聴いています。
まだ5時間程しか聴いていませんので詳細な評価は控えさせていただきますが、これはジャズやボーカルを聴くにはベストマッチです。既に発売から5年を経過しておりますので、ネットを徘徊すると多くの情報が得られます。私の感想も同様です。とにかく熱い音がします。自分の言葉でまとめてみます。
- サウンドは太いです。しかしながら音の収束が速いので細かい音が太い音に埋もれることはありません。エネルギー感が強いがキレがあって快感度が高いです。
- NOSモードは臨場感が強いです。好みです。デフォルトはこれで固定です。しかしながら、仕事中のながら聴きにはFIRオーバーサンプリングフィルター(帯域は1~4まであり)を入れた方が心を奪われなくて良いかもしれません。ソースによって使い分けるのもよさそうです。
- シンバルワークがきれい。なかなか再生が難しい部分です。
- フレッシュである。音は熱いが荒いわけではなく、細部の描写もていねい。とにかく聴いていて気持ちが良い。
良いものを手にいれました。
古い録音が蘇る!!!何を仕込んでいるのか。これは凄いことです。
A Blowing Session / Johnny Griffin(1957年) 密度感が凄い
Jazz Giant / Bud Powell(1950年) これには驚いた!!!鮮烈な演奏蘇る。マスターの劣化によるノイズや歪までもが自然に受け入れられる。