新品購入と悩みましたが、20万円の価格差がありますので中古での調達としました。
調達した筐体は2018年製ですのでファームウェアのダウンロードをメーカーのサイトから行います。しかしながら、あるタイミングからダウンロードできず有償対応のみとなっていました。
なんとかならないかと試行錯誤した結果、2021年版のファームウェアを入手できましたので、それを適用しました。入手方法の記載はひかえさせていただきます。(違法な手段ではありません)
問題なく適用できました)
脚はスパイク脚に変更し、マグネシウムインシュレーター受けとしています。ここはチューニングの余地があると考えています。
まだ聴き始めたばかりですので詳細なコメントはできませんが、とても好みのサウンド傾向です。思い切って購入して良かったです。PCMはNOSモードとFIRモード、DSDはFIRモードで使用します。
- 音は柔らかく、太いです。
- 太いが細かい音も出ています。太いと細かい音がスポイルされることが多いのですが、これは素晴らしいです。
- とにかく力に満ちている。空間が音で満たされる。聴いていて楽しい。
- PCMはNOSモード一択です。FIRはNOSモードの良さを確認するためにあります。
- DSDはとても滑らかで美しいです。同じアルバムでPCMとDSDがあるものは気分で聴き分ける愉しみができました。
- PCMはFIRモードに切り替えると違った表現となります。NOSモード推しのDACではあるがFIRも良いです。ソースにより使い分けると良さそうです。
- アナログっぽい音との評価が多いが、これがそうなのか。
- FIRはFIR1とFIR2があります。その切り替えは背面のため面倒です。多くのブログではFIR2推しであるため、FIR2にしています。落ち着いたら評価してみたいです。
さらに聴き込みました。
録音がイマイチだけど名演奏のJAZZで確認。今まで余計な響きがつき、聴きづらかったアルバムは、その余計な響きや高域の粗さがうまくロールオフされ、聴きやすくなっているだけでなく、決して広くはない空間で繰り広げられた荒々しくもリズミカルな演奏が再現されています。(例:デクスターゴードンのGOの1曲目 Cheese Cake)
今まで「どうにかしたい」とあれこれ工夫して機器や電源、ケーブルを選んできても解決できなかったことが、いとも簡単にクリアーできています。録音がイマイチであることには変わりありませんが、それらのソースから「そのまま音を取り出す」ことができているのでしょう。これは素晴らしいです。
もっと早く買っていれば良かった。2018年の発売時に買っておけば良かった。
黒の筐体は触ると皮脂の油が目立ちます。シルバーの方が良かったかも。。。
定電圧回路にLEDが使われているため、けっこう派手に光が漏れます。
RME ADI-2 DAC FSは新しいオーナーのもとに旅立っていきました。良いDACなので残すかどうか悩みましたが、SOULNOTE D-2と併用することはないと判断しました。もし必要となった場合は、再度購入すれば良いのです。