チューニングは省電力でキャリアを流しながら電動コイルを動かして行います。その時、通常時は一定の範囲内でSWRが変化するのですが、昨日からチューニング中にSWRが無限大となるポイントが多数発生するようになりました。
このアンテナの内部構造は以下の写真のとおりとなっています。(写真は代理店のサイトより借用。現在、代理店活動は休止しています)
- コイルと接触する円盤の周囲に6カ所穴が空いており、そこに「バネ」と「金属製の小球」が挿入されており、小球の半分が円盤の外側に出ている状態
- 電動コイル中を円盤が移動することによりコイル長が変わる仕組み。6つの小球が絶えずコイルに触れていることにより、スムーズにインダクタンスが変化する
分解して確認します。(写真は撮り忘れました)
状況は以下のとおりでした。
- バネにへたりがあり、2か所の小球が円盤の中にめり込んでいる。そのため、チューニング中(円盤がコイル中を移動中)に、コイルと円盤とに隙間が空いてしまうことがある。
- コイル長と巻き数は写真のものの半分程度である(これは穴の深さに依存するので設計が間違っているかどうかは判断できません。
斜めにベランダから突き出して使用しているため、円盤の下側のバネがへたり易いと考えています。
とりあえず、バネを手で延ばして再組立てをして正常に稼働するようになりました。この状態でいつまで使えるのかどうかなんともいえません。
めんどうなのですが、もう一度分解し、バネの形状を確認し、代用可能なバネを探し始めようと考えています。
以前使用していたピラニアシリーズではこのようなことは起きていません。わずか1年間の使用でこのような状況となっています。個体差の可能性もありますが、製品クオリティに問題ありかもしれません。