アマチュア無線 JN1NBU

無線とピュアオーディオ JN1NBU

ピュアオーディオに関しては幾度となく買い替えを繰り返してきました。好きな音の傾向がつかめた段階で可能な限り予算をつぎ込むのが限られた人生の時間を有効に愉しむ秘訣です。という結論に到達するのに20数年かかりました。アマチュア無線はロケーションしだいです。現状はいかんともしがたいので、ほどほどの設備で愉しめる範囲でやっています。ちょっとした成果を喜ぶ気持ちを大切にしたいものです。

ピュアオーディオ地獄からの脱却

【2021.6.15 追記】Accuphase C-3850と共に新たなフェーズに突入!

【2021.5.23 追記】
いろいろ機器を交換したり、いじったりして愉しむのがオーディオ趣味ではあるのですが、私は好みの音になってから、そのペースを落としています。
他人との比較でこの趣味と対峙していませんか。財力や持てる時間には差がありますので、全て同じ様にとはいきません。特定のコミュニティーへの参加やブログの徘徊は距離を置いた方がいいです。
基準となる音へのイメージはお持ちでしょうか。そのイメージがないといくら費用と時間を費やしてもゴールにはたどり着けません。抑揚の良く分かる機器、高さや空間の拡がりの出る機器、弱小音がやたらと聴こえる機器、などなど、 それは本当にあなたの好みの音でしょうか。
ポイントは好きな音楽をできるだけたくさん聴くということです。特定の音の良い盤のみでなく、多くのサウンドに接することだと考えています。音楽ソースもアナログやCD、SACDハイレゾ、ネットワークオーディオ、サブスク。。。いろいろありますが、そこに優劣をつけてしまうと多くの音楽ソースに接する間口を狭くしてしまいます。自分が良いと思った方法で愉しめればいいのです。
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まず初めに断っておきますが、オーディオを趣味とされる方には数百万円単位で費用をかけていらっしゃる方もいらっしゃいます。かけた費用の観点からは私はオーディオマニアの端くれです。

今から30年程前になりますが、就職に伴いアマチュア無線は一時休止しました。就職しその後結婚となったのですが、結婚すると自由になるお金が少なくなると考え、今まで欲しかったオーディオ機器を購入しました。オーディオは音楽を聴くための道具ですが、特に聴きたかった音楽があったわけもなく、物欲だけでオーディオ機器をそろえました。これが地獄の始まりでした。トータルで10万円程度の入門機と言われるものでした。

  • アンプ:Marantz PM6100SA
  • CDプレーヤー:Marantz CD6000OSE
  • スピーカー:ONKYO D-66RX

さて、何を聴こうかと思案していると、オーディオをやっている方はクラシック派とジャズ派と分かれていることに気づきました。何を聴けば良いのかわからなかったため、雑誌等で調べ、クラシック、ジャズとも聴き始めましたが、ジャズが自分に合うことが分かりました。その後、ジャズ100選とかを参考にCDを買い進めて行きました。

ジャズを聴き始めると、今あるシステムに力感が足りないことが不満となってきました。当時はオーディオ専門店に入る勇気がなかったので、某量販店に行きましたが、いつの間にかアンプとCDプレーヤーを購入していました。両方で30万円位だったとおもいます。

  • アンプ:Marantz PM-17SA
  • CDプレーヤー:Marantz SA-14

この時期になるとインターネットによりさまざまな情報が入ってき、ジャズですとスピーカはJBL、でも大きいなあと考えているとB&Wが万能スピーカー(そんなことはありません)であるという知識が入ってきました。某オーディオ専門店で相談するとB&Wの805Sを聴かせてくれ、ピアノの躍動感やドラムのキック音に感動し、気が付くと購入していました。(スタンドと共に購入し40万円程だったと思います)

  • スピーカー:B&W 805S

しばらく聴いているとオーディオショップで聴いたような音となっていないことに不満を覚え、スピーカーケーブル、機器間のオーディオケーブル、電源ケーブルに30万円程投資していました。

その後、アキュフェーズというメーカーに出会いました。最初に行ったオーディオショップで中古のプリメインアンプを購入しました。25万円程度だったと記憶しています。

  • アンプ:アキュフェーズ E407

まず、システムに導入して驚いたのは「鮮烈な新鮮感」です。音がストレートに体にしみこんできました。ケーブルなんかに投資せずにもっと早くアンプを買い替えるべきであったと後悔しました。次はCDプレーヤということで、30万円くらいの製品に変更しました。

  • CDプレーヤー:Marantz SA-11S1

これは失敗でした。ジャズには全く会いません。試聴せずに購入したことを悔やみました。次に購入したのが、アキュフェーズのCDプレーヤです。40万円程だったと記憶しています。今回は試聴して購入しました。

  • CDプレーヤー:アキュフェーズ DP-510

ジャズを聴くのが楽しくなり、CDをどんどん集めるようになりました。以下の本をバイブルとして500枚程集めました。この本はお薦めです。

一生モノのジャズ名盤500)

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ただし、B&W 805Sというスピーカーがなかなか難物で、古いCDで録音が悪いものは聴くに堪えない音をだすので、スピーカーを変更しました。失敗したくないので平日休暇をとり、専門店で試聴して購入しました。40万円程かかりました。もっと高価なスピーカーとも比較しましたが、古いジャズにはぴったりでした。もちろん最新の録音も満足に再生します。

  • Vienna Acoustics Beethoven Baby Grand

これは良いスピーカーです。もう7年程使っていますが買い替える気がしません。

その後紆余曲折(買い替えです)がありましたが、現在のシステムは以下のとおりとなっています。

  • アンプ:アキュフェーズ E-650
  • CDプレーヤー:アキュフェーズ DP-720
  • スピーカー:Vienna Acoustics Beethoven Baby Grand

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トータルでいくら使ったかは考えたくもありません。現状はこれで満足していますが、いまだに新商品が出る度に気になります。

私を含め、オーディオを趣味にしている方には、機器の買い替えを頻繁にされる方が一定の割合でいらっしゃいます。その理由を考えてみました。

  • 機器のセッティングや機器の特性を理解しているオーディオショップの存在が大きいです。聴き比べをすると確実の差が分かってしまいます。
  • ネットを検索すると、自宅に導入された方の記事が多くヒットします。自分もやってみたくなります。
  • オーディオショップの下取りやヤフオク等でそれなりの価格で売却ができます。

私は現在、機器の買い替えは止めています。理由は以下のとおりです。

  • 最近のオーディオ機器の価格の高騰です。今後は何を買い替えるにしても100万円単位です。オーディオ趣味をされる方が減少し、市場規模が小さくなったことが大きな理由の1つと考えています。メーカーも少なくなりました。
  • オーディオショップの試聴室の音にするには専用室を用意するしかないことに気づきました。これはかなり高いハードルです。

これでオーディオ地獄から脱却できたでしょうか。自分では脱却できたと考えていますが、B&W 803D3(300万円)というスピーカが気になりだしています。でもこれを買ってしまうと、このスピーカを満足に鳴らすためにアンプも買い替えという新たな地獄が待っています。

まとめ)

  • 聴きたい音楽のジャンルがあるかどうか考えてみてください。それがない場合はオーディオを趣味にしない方が良いです。機器の物欲から入ると私のような経緯を経てしまう可能性が高いです。機器をそろえる理由が明確でないため、到達点(ゴール)が明確とならないためです。
  • 聴きたい音楽のジャンルが決まったら機器の購入です。量販店ではないオーディオ専門店で相談し機器を購入してください。的確なアドバイスをもらえると思います。残念ながら一部の専門店には高額品の購入者しか相手にしない店もあります。高級外車のディーラーが存在するように商売ですのでこれを否定するそれなりのかかくでばいきゃくができます。つもりはありません。専門店に行く前にネット等でそのお店について調べてみてください。万が一、接客態度が高飛車な店がありましたら直ぐに退店することも想定しておく必要があります。

ちなみに職場にもオーディオマニアがいらっしゃいます。私とは違い、物欲とは別のスタートラインとなっています。なお、音楽を聴くという目的とは違ったところに楽しみをみいだしていらっしゃるようです。私が一番マニア度が低いと安心しています。

マニア A氏)

名機と呼ばれるレコードプレーヤを入手し、レストア専門店で整備していただき使用しています。複数のレコードプレーヤとカートリッジを所有しています。アンプは有名ビルダー(アンプの制作をされている方)に制作してもらっています。あまり費用はかかっていないとおっしゃられますが、名機と呼ばれるプレーヤーはレストア前の状態で50万円以上します。またジャズのレコード一枚が5万円とか10万円とかいう話を良くしています。最近は古い海外製のCDプレーヤーを入手し、これまたレストア専門店で整備してもらっているようです。

マニア B氏)

真空管でアンプを自作されています。現在の部品では満足できず、古い時代の真空管やトランスを入手して制作されています。最近は古い時代の真空管やトランスは高騰しています。かけた費用程の音質とはならないとボヤいています。

JBLの古いスピーカーをご自身でレストアされて使用されています。最近は昔の機器の収集もされていらっしゃいます。ご自身で整備されるとのことです。