アナログ電源をおごってあげるだけでかなりレベルの高い音が出てしまうことです。
このDAC。使っているDACチップはエントリーレベルのDACに搭載されているものと同じです。しかもパラレルで使用しているDACも多いのですが、なんと1チップしか使用していません。もっと良いチップを使っているDACはいくらでもあるので、つい他のDACも気になってしまいます。ところが、RME ADI-2 DAC fsのレベルは高いところにあるため、最終的にはこのDACに戻ってきたりします。
このDACの良い点は、「オールマイティであること」「録音の良くないソースでも、それなりに聴かせてくれる」ところです。
オーディオ的な何かを求めたDACでは、録音の良くないソースでは、その粗も目立ってしまいがちです。
もちろん「マスタリングが極めて悪いソース」は悪いままです。そのまま再現されますので、聴くに堪えない状況となることは否めません。
マスタリングが極めて悪いソースの例)
乾いた唄は魚の餌にちょうどいい / 森山直太朗)5曲目 「さくら(独唱)」
これはビックリ。名曲なので残念です。パートのつなぎでレベルや質感が変わっているのが良くわかります。他のアルバムの同曲は改善されていると信じています。(他のアルバムは聴いていませんのでわかりません)