無線とピュアオーディオ JN1NBU

無線とピュアオーディオ JN1NBU

2015年11月に再開局しました。25年間のブランクがあります。ピュアオーディオは私の中では「あがり」と考えていますが新製品が発売となるとつい気になってしまいます。沼とならないよう自制するのが大変です。

枯葉 / ジャシンタ / (MGRV1006-3 ハイブリッドSACD)を聴く

このディスク。20年程前に優秀録音盤としてオーディオマニアでの所有率が高かったものです。当方では役目を終えたため10年程前に売却しましたが、久しぶりに聴きたくなり、オークションサイトで落札しました。

録音機材、マイクロフォン、ケーブルまで吟味しており、こだわりをもって制作されております。

当方には既にSACDやCDをそのまま聴ける環境はありませんので、CD層をdbpowerampでリッピングして聴きます。SACD層をリッピングするのは著作権法違反となりますので多くは語りませんが、実施する手段はあります。

CD層、SACD層のリッピングしたものを比較したことがありますが、結局はリマスタリング次第ですので、最近はこだわらないようになりました。

これは凄いアルバムです。ボーカルは濡れた音がします。ベースやピアノは太いのですがしなやかでもあります。無理に空間を広げるようなリマスタリングではなく、自然な音で空間が満たされます。S/Nも必要以上には上げてはおらず、アナログ的なこごちよさが残ります。

圧巻は10曲目のMoon Riverです。当時は唇が開く時のねちゃっとした音がすることが話題となっていました。個人的には下品な感じがしないでもないですが、実在感が高まります。訴求力が高く、音の鳴っている空間から離れられなくなります。

これは名作です。一度は手放してしまいましたが、再度入手することができたことは幸運でした。