無線とピュアオーディオ JN1NBU

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2015年11月に再開局しました。25年間のブランクがあります。ピュアオーディオは私の中では「あがり」と考えていますが新製品が発売となるとつい気になってしまいます。沼とならないよう自制するのが大変です。

アキュフェーズ バランス接続ケーブル ASLC-10B 再度調達 その2 早速聴いてみました

【2021.7.17 追記】もう1セット XLRケーブル ASLC-10Bを調達した結果を追記しました。

これはまいったなぁ。またお金がかかるじゃないですか。

エージングを進めるもなく結論がでました。

現時点でアキュフェーズのXLRケーブル ASLC-10Bは1セットしかありませんので、以下のとおり確認しました。オーディオ的快感が大きくなるだけでなく、聴いていてワクワクするサウンドになります。

1)C-3850(プリ)~P-4500(パワー)間をBelden 88770 XLRケーブルからアキュフェーズXLRケーブル ASLC-10Bに変更

  • 低音の量と質が高くなる
  • 音の弾力が増える
  • 奥行きが増す
  • 音の粒子が細かくなる。これは顕著な変化

2)RME DAC~C-3850(プリ)間をBelden 88770 XLRケーブルからアキュフェーズRCAケーブル ASL-10相当(C-3850付属品)に交換

  • RCAケーブルでの接続では、C-3850のフルバランス構成を十分に活かせない接続になりますが、1)に対してさらに低音の量と質が高くなる
  • とはいっても他の帯域もちゃんと主張してくるので、全体のバランスは崩れない
  • 左右の拡がりが大きくなる。

 

プリメイン E-650の時はアキュフェーズのケーブルとBelden88760との顕著な差はなかったんですけど、今回の差には驚きました。純正ケーブルでなくても良いのかもしれませんが、Beldenでは十分に力を発揮できないことが分かりました。

もう1セットASLC-10Bが必要という結論です。早速、追加で1セット発注しました。到着が愉しみです。

RME DACとC-3850とはXLRのピン配置が逆相になります。C-3850で位相切替が可能ですが、今回はBelden88760で短いクロスケーブルを作成してRME DACとASLC-10Bの間に入れることにしました。さすがにそれなりの価格のケーブルにはんだごてをあてるのは、はばかれます。不要となったときに売却困難となります。クロスケーブルを直列に入れることによって音質的に影響があった場合は、このクロスケーブルの使用をやめ、C-3850の位相切替で対応します。

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後日、ネットでASLC-10Bを調達しました。店頭に置いてあったものなのでしょうか。箱の外側に販売店で貼ったとみられる[1m]のラベルと価格シールを剥がした跡があります。剥がし方が雑です。きれいに剥がして欲しいものです。この箱の外側にも箱があったはずですが、その箱はなく、このままエアキャップで梱包されて紙袋で発送されてきました。4万円のケーブルに対する扱いではないです。初めて購入する店ではないんですけどね。お店の名前は伏せておきます。

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先日作成したBelden 88760で作成したクロスケーブルを当ケーブルとRME ADI-2 DAC fsの間に入れます。かっちりと接続できるのがXLRプラグの良いところです。

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fidataの上にRME ADI-2 DAC fsを置いている状況は改善したいところです。マニア的には恥ずかしい置き方です。さすがに直置きはせずにカーボンの板を挟んでいます。

忘れてはいけないのは、RME ADI-2 DAC fsの出力レベルの変更です。XLR出力は間に+6dBのバッファーアンプが入るため、実際の出力はパネルの表示より+6dB高くなります。マニュアルを良く読まないと気づけないポイントです。RMEのフォーラムでも、ときどき話題になります。わかりずらい仕様です。

Ref Level:+7dBu 、Volume:-3.0dBu、バッファーアンプ:+6dBu の 合計 10dBu = 2.45V

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自分で作成した記事が役にたちます。

さて、音質ですが、アキュフェーズ純正のRCAケーブルASL-10と傾向は変わらないのですが、力感が強くなっています。これは好みの傾向です。 このXLRケーブル、RCAケーブルとグレードはいっしょですが、末尾にBが追加されていることからわかるように、新型になります。旧型と多少音が違うのかもしれませんし、C-3850との接続がフルバランスとなった効果なのかもしれません。RME ADI-2 DAC fs側にいれたBelden 88760のクロスケーブルは音質的には問題なさそうなので、このまま運用することにします。