【2021.7.29追記】現在はアキュフェーズ純正に置き換えています。メーカー純正やそれなりの価格のケーブルにはかなわないこともあります。Belden 88760は良いケーブルですが、全ての機器に適合する万能ケーブルというわけではありません。
このケーブルに交換する前はアキュフェーズの高い方の純正ケーブル(RCAおよびXLR)、オーディオクエストの電池のついたケーブルを使っていましたが、半年前からベルデンの88760を使っています。あまりに好みにドンピシャで勢いで以下の記事を書いていました。
RCAケーブル、XLRケーブルとも88760で作成して聴き比べをしてRCAが良い、XLRが良いととっかえひっかえしていました。fidataを導入してからも同様に比較をしましたが、RME ADI-2 DAC fsとアキュフェーズE-650の組み合わせではXLRの方が、音に芯が入る感じや日にちによる音質の変化が少ないような気がしますので、現在はXLRケーブルを使用しています。アキュフェーズのXLRのピン配置は通常と逆転していますので、2番ピンと3番ピンはクロスで作成する必要があります。(もしくはケーブルはクロスとせず、アキュフェーズE-650での切替もできます)RCAケーブルの方が音に解放感があり好みです。アキュフェーズ同士の組み合わせではXLRケーブルの方が良い可能性もあります。
前置きが長くなりましたが、このケーブルの印象は半年経っても変わりません。どこまでもスムーズであり、スピード感が揃っています。システムのレベルを上げるほどこの良さが活きてくると考えています。既に過去に使ったケーブルの印象は薄れてきてしまっていますが、オーディオクエストの電池付きのケーブルに近い感じかもしれません。オーディオクエストのケーブルは素晴らしかったのですが、無音部分が不自然に深く、無音でない部分で何か空気感のようなものが失われているような気がしたため、好みに合いませんでした。アキュフェーズのケーブルはアキュフェーズのCDプレーヤーを使っていた時は、何の不満がなかったのですが、RME ADI-2 DACとの接続においてはベルデン 88760と比較するとスピード感が揃っていないような気がします。純正ケーブルは純正の機器同士をつなぐために存在しているのだと強く感じました。ケーブルまで含めての音合わせです。いやぁ、改めてオーディオ専業メーカーの凄さを感じました。
A New Perspective / Donald Byrd) 冒頭のゴスペル。度肝を抜かれます。永遠に存在する生命力をもった凄いサウンドです。アルバムジャケットのJAGUAR E-Type。優美な造形です。