アマチュア無線 JN1NBU

無線とピュアオーディオ JN1NBU

ピュアオーディオに関しては幾度となく買い替えを繰り返してきました。好きな音の傾向がつかめた段階で可能な限り予算をつぎ込むのが限られた人生の時間を有効に愉しむ秘訣です。という結論に到達するのに20数年かかりました。アマチュア無線はロケーションしだいです。現状はいかんともしがたいので、ほどほどの設備で愉しめる範囲でやっています。ちょっとした成果を喜ぶ気持ちを大切にしたいものです。

Belden 88760 XLR極性反転ケーブルの影響

【2022.4.10 更新】その後、何度か検証しました。差はありますが、優劣はありません。ブラインドテストされたら当てる自信はありません。

DAC(RME ADI-2 DAC fs)のXLR端子は2番ホット、プリアンプ(Accuphase C-3850)のXLR端子は3番ホットです。もちろん業界標準は2番ホットなのですが、これは如何ともしがたい現状で受け入れるしかありません。DACとプリアンプ間のXLRケーブルはAccuphase ASLC-10Bを使用しています。ケーブルのプラグ部分を開けて2番と3番の結線を変更すれば良いのですが、実売4万円のケーブルに半田ごてをあてることはしたくありません(将来、売却困難となるためです) 

ということで、Belden 88760を使用した極性反転ケーブルを作成して、DACとケーブル間に挟んでいました。

Belden 88760極性反転ケーブル)

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ケーブルの長さは15cmと短く、音質に影響はないだろうと考えていたのですが、とても気になりましたので2日に分けて検証しました。2日に分けたのはプラセボの影響を少しでも排除するためです。

DAC、プリアンプ間のBelden 88760極性反転ケーブルを外しました。

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プリアンプの極性変換スイッチをONにします。OUTPUT - INVのLEDが点灯しています。

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音の厚みと安定感が全然違います。たった15cmのBelden 88760の影響力がこれ程あるとは想像すらしていませんでした。最初からBelden 88760の極性反転ケーブルなんて使わずにプリアンプの極性切り替えで対応すべきでした。

プリアンプには純正のRCAケーブル(Accuphase ASL-10 相当)が付属しているので、これも試してみました。

Accuphase C-3850付属のRCAケーブル) ASL-10相当(付属品とは思えない高い品質。別途購入すると3万円弱です。基準となる音を理解するために、まずはこれを使って欲しいというメーカーからのメッセージだと理解してます。でも、これを使う方はあまりいらっしゃらないというコスパという言葉の存在しない世界)

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うまくいけばXLRケーブルの極性を気にせずに使用できます。アキュフェーズはRCAとXLRの音質差に関して正式にはコメントしていません。メールで確認すると「弊社はデモなどではXLRケーブルを使用しています」という意味深な回答があります。

結果はXLRケーブルAccuphase ASLC-10Bの方が力感、音の厚み、拡がりとも2割増しといった感じです。私の好みはASC-10BによるXLR接続です。しかしながら、ふわっとした軽い感じが好みであればRCAケーブルの方がツボにハマるかもしれません。好みで選べばいいということです。また、ケーブルのメーカーや型番が違えば違う結果となる可能性は大いにあります。

さらに厳密には以下が違うため、条件を合わせていくと、違う結果となる可能性もあります。

  • XLRケーブルとRCAケーブルは同じグレードのケーブルだが、当方が使用しているXLRケーブルの方がRCAケーブルより世代が1つ新しい
  • RME DACはXLR端子の出力がRCAより+6dB大きいため、音量を合わせるために、RCAでの検証時はRMEのバッファーアンプの出力を+6dB大きくしている

当方の環境では条件を合わせることはできないので、検証はこれで終わりとします。

Belden 88760のXLR極性反転ケーブルは排除することにしました。Belden 88760は良いケーブルの1つではありますが、当方のシステムや好みには合わないという結果となりました。