アマチュア無線 JN1NBU

無線とピュアオーディオ JN1NBU

無線とピュアオーディオの試行錯誤の記録です。製品の評価は時間と共に変わることもあり、その場合は記事の内容を修正しております。

アキュフェーズ バランス接続ケーブル ASLC-10B

【2021.3.26 追記】1週間程エージング後の評価です。ASLC-10Bの方がレンジが明らかに広く、壮大な空間が拡がります。ゴージャスなサウンドイメージです。音の厚みがあるのもいいです。全く迷いはありません。圧勝です。Belden 88760は響きが若干乗りきれいに聴こえますが、比較するとレンジが狭く、聴きごたえに差があります。なお機器との相性もありますので、全ての機器で同様の結果となるわけではないと考えています。

1つ前のモデル(ASLC-10)を保有していましたが、DP-720の売却時にいっしょに売却してしまったため、再度調達しました。新型(ASLC-10B)となっていました。3年前に購入した時は値引きがありましたが、現在はアクセサリーに関しては殆ど値引きはないようです。定価も上がっており、購入価格で1万円高くなっていました。(>_<)

アキュフェーズは機器に関しても、以前よりも値引き額が下がっておりますので、新規に購入を考えられていらっしゃる方は予算確保の観点で要注意です。

ASLC-10B) 定価:44,000円(税込み)

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アキュフェーズの純正ということもあり、まずは皆様お試しになることと、殆ど色付けがない(と思われている。実際は色付けはあります)と判断され、なんらかの色付けも求められる方が手放すためか、オークションでも時たま見かけます。急いでいなければ、オークションで探すと少しは安く調達できるかもしれません。特にRCAケーブルは同社のCDプレーヤーやDACに付属しているため、オークションでよく見かけます。

当方の組み合わせ(DC-37、E-650)はアキュフェーズのRCAケーブル ASL-10と比較すると、音色は変わらずサウンドに芯が入った感じが強くなります。フルバランス同士の組み合わせであれば効果が期待できると考えています。とても気に入りました。

フルバランスの機器に対して、RCA接続とバランス接続で、どう違うのか、アキュフェーズに質問したことがあります。好みにより判断して欲しいとの回答ですが、両方試すとバランス接続が気に入るかもしれませんね。という回答のような気がします。

回答内容)そのままは記載できないため、意訳しています。

  • DP-720はフルバランスである。
  • E-650のBalanced AAVAは回路上の特長ですので、RCA接続でも、メリットは活きます。ただし、バランス接続のほうが、RCA接続より、ノイズの影響を受けにくいので、より高品位にお楽しみいただけます。
  • 両者の接続の違いは、好みがあるので、聴いた感じで判断して欲しい。
  • 弊社ではバランスケーブルのメリットを考慮し、視聴室や視聴会などではバランスケーブルを使用している。
  • バランスケーブルは高価なものが多いため、こちらからはお薦めするようなことはしない。(筆者のコメント:DP-720、DC-37にはRCAケーブル ASL-10が付属しています。バランス接続する場合は、別途購入する必要があります)

ケーブルは柔らかいので、取り回しは容易です。今回調達したものは1mともっとも短いものなのですが、機器を縦置きにした場合、ちょっと長すぎます。さすがにこのケーブルを切断して短くする勇気はありません。

後ろの壁に接触しそうです。音質的に好ましくないため、引き回しを工夫してみます。よく見ると、USBケーブルも壁に接触しそうです。)

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さて、Belden 88760との比較です。Belden 88760はASLC-10Bの1/10の価格です。

Belden 88760はエッジが強くでます。低音の量が増えます。ジャズに合いますね。これだけ聴いていれば不満は一切ありません。Belden 88760はどなたにもお薦めできる良いケーブルです。本来の用途は非常用の警報システムで使用するケーブルであり、音響用として設計されている訳ではないのですが不思議ですね。奇跡の製品だと思います。

一方、ASLC-10Bは音に弾力や粘りがでます。ベースがブリブリ活きたように気持ちよく鳴ります。ASLC-10Bは接続直後でエージングが完了していないという不利な状況ですが、とても良い感じです。価格差まで考慮するとBelden 88760が優れているということになりますが、一度でもASLC-10Bを聴いてしまうと、Belden 88760に戻そうという気にはなりません。投資の価値はあります。価格で10倍の差があっても、音質面での寄与はわずかです。でも、それを追い求めてしまうのが、この趣味の愉しいところでもあります。しかしながら、費用をかけたからといって必ずしも良い結果とならないのがケーブル類の恐ろしいところです。いままで散々散財しています。今回はメーカー純正の組み合わせなので失敗しないですね。多くの方は、更に違う組み合わせを試して、もっと良い音を目指すのでしょうが、私はもはやそのようなことはいたしません。これはこれで良いのです。完成形です。

関連記事)自らへの戒めと経験知の共有です。特に電源系は音が変わり過ぎます。