ピュアオーディオに投資していくと必ず気になるのがクリーン電源です。かつてKojo(光城精工)Aray6のモニターに応募し、モニターに選ばれました。
当時使用していたCDプレーヤー(マランツ SA-11S1)に接続すると次の方向に音が変わりました。麻薬的な効果です。
- より静かな空間に満たされる。地底湖に引き込まれる感覚でしょうか。
- 躍動感が増える。
光城精工 Aray6)
これは、素晴らしい効果です。日にちをおいて様々な音源で確認しましたが、この傾向は変わりませんでした。
とても感動しました。高価な製品ではありましたが、モニター品をそのまま購入しました。
2年程気に入って使用していましたが、最終的にはヤフオクで売却しました。確かに効果のある製品ですが、クリーン電源に費やす費用をCDプレーヤーの購入金額に追加した方が、より満足のゆくシステム(より上位機器であるCDプレーヤー)を入手できると考えたからです。
クリーン電源には効果があるものが存在すると考えています。好きな音質を実現する方法をクリーン電源に求めるか、機器そのもののグレードアップで実現するのかによって、実際にクリーン電源を導入するか決めれば良いと考えます。
クリーン電源や電源ケーブルは音質に与える影響が良くも悪くも大きいため、気に入らなかった場合の売却方法をあらかじめ考えておいた方が良いです。
また、アンプ用として、カナダ製の医療用アイソレーショントランスを購入し、アルミ製のケースに入れて使用していました。
Plitron医療用トランス 6130-V1-00 3,000VA)
トロイダルコアに巻かれた3,000VAの巨大なトランスです。
アンプに使用した場合の音質傾向は次のとおりでした。
- 背景がものすごく静かになります。
- 音が多少硬くなります。
- 使用するプラグ、コンセントの傾向が強くでます。
なかなか良い感じなのですが、音の硬さが気になり始めたこともあり利用を中止しました。自作品の場合、売却が困難なため、無駄な投資となりました。音質的に不満があった場合でも容易に売却が可能なよう市販品とするべきでした。今回のケースは勉強代と割り切ることにしました。
ピュアオーディオにおいては、電源ケーブルも含め、電源系に手を入れるのが最も音が変化するポイントです。変化するということは必ずしも好みに合う傾向となる場合だけではなく、期待外れとなる可能性も秘めています。趣味としては楽しいのですが、無限地獄に陥る可能性がとても高いです。