無線とピュアオーディオ JN1NBU

無線とピュアオーディオ JN1NBU

2015年11月に再開局しました。25年間のブランクがあります。ピュアオーディオは私の中では「あがり」と考えていますが新製品が発売となるとつい気になってしまいます。沼とならないよう自制するのが大変です。

サイバーシャフト マスタークロック UPOCXO-PA-OP16 納品と評価

今朝、到着しました。

電源は手持ちのリニア電源の電圧を15Vに調整したものを使い、SOULNOTE D-2とマスタークロックとの接続はキャンペーンで付属する50オーム セミリジットケーブルで行っています。なお、リニア電源はSiCショットキーバリアダイオードに換装したもので、以前RME ADI-2 DAC fsで使用していたものです。

本来の性能となるためには2週間程の連続通電が必要とのことですが、電源ONから1時間程でOCXOのオーブンの温度を示すLEDの照度が安定して明るくなった状態となりましたので視聴を始めました。

まだ、本来の性能とはなっていないのですが、よさはすぐにわかりました。

  • 基本的に音調の変化はありません。
  • 空間が拡がります。奥行方向が深くなります。
  • よりシルキーになりますが、力感は削がれません。これは素晴らしいです。
  • とにかく自然です。

マスタークロックの有無を比較試聴するのは、意味のない行為であることがすぐにわかりました。本来の性能となる2週間後に再度評価することも意味がないと悟りました。「より自然になりました」「こんな表現を感じられました」という評価にしかならないと思うからです。このブログを書いている間も、どんどんサウンドの浸透力が深くなっていきます。心を奪われます。思わず手を止めて聴き入ってしまいます。

フルレストアしたトーレンスのアナログプレーヤーとオールドレビンソンでシステムを構築されている知人がCDの音質には満足できず、ライントランスやフルレストアしたREVOXのCDプレーヤーを導入しました。しかしながら、アナログの音との乖離が大きく満足にはいたらないと言っていました。最終的には最新チップのDACとマスタークロックを導入することにより満足できる音となったと話してくれたことを思い出しました。その理由が良くわかりました。マスタークロックの導入でデジタルは本来の音により近づくのです。アナログをやらない私はよりデジタルに投資すべきです。

サイバーシャフトのマスタークロックは1台ずつ試験成績書が付属されてきます。

位相雑音特性はOP17相当、アラン分散 短期安定度はOP19相当でしたので、これはあたりの筐体のようです。

ピュアオーディオは決して沼ではありません。うまくいった先には感動しかありません。

【2025.2.25 更新】電源ONから48時間経ちました。虹 / 夏川りみ でマスタークロック有無の確認をしました。いやいや、マスタークロックは外せません。購入して本当に良かったです。

  • とても自然な感じです。ストレスが全くありません。ボーカル/演奏/各パートの表現を分けて分析的に聴く気がしなくなります。全てが融合しています。
  • 空間支配力、浸透力が素晴らしいです。部屋が音楽で満たされます。

このページの初期評価と同じことを言っていますね。時間の経過と共に初期評価の時の傾向のレベルが上がるというイメージです。基本、マスタークロックは入れっぱなしで良いと確信しました。気になったらSOULNOTE D-2の後面スイッチで切り替えをして確認すれば良いのです。デジタルはここまで投資しないといけないのか。ということを思い知らされました。(その先もあることは認識しています)

虹 / 夏川りみ)ボーカルのアルバムは音質傾向を確認しやすいです。