アンテナエレメントの先にワニ口クリップで5mの電線を接続し、その電線をベランダに設置したトップローディングコイルに接続することにより160mの運用をしています。
マンションの大規模修繕後にアンテナを再設置すると、最低周波数が以前は1.800MHz付近まで下がっていたのが1.840MHzまでしか下がらなくなっていました。設置状況のちょっとした差が大きく影響しているようです。
対応として、トップローディングコイルの巻き数を増やせばよいのですが、コイルボビンとしている塩ビパイプVU-100(外形:113mm)の余分が殆どありません。ケース内の高さには余裕がありますので、もう少し長めに塩ビパイプを切っておけば良かったです。
塩ビパイプを更に切り出し接着剤で延長しても良いのですが、もっと安直な方法を採用しました。
ギリギリまで巻き数を増やして、更に空芯コイルを上に載せました。
どんどん見た目が酷くなっていくのですが、使えれば良いという精神です。
これで最低周波数は1.800MHz付近まで下がりました。
巻線は手持ちのあった外形2.0mmのPEW/ポリエステル銅線を使用し、途中で手持ちが不足したため、更に同じものを足しています。あらためて考えてみると、線径はこれ程太い必要はなく、つぎ足す分は1.6mmや1.0mmでも良かったです。線径が小さくなれば、コイルの高さは低くなり、つぎ足しも容易だったはずです。
実はこの状態で電動コイルを動かすと80mバンドにも同調します。戦力アップです。
エレメントの延長は80mや40mでも有効となります。このままでは80mですら同調しませんので、コイルボックス内にスイッチを設けてコイルの切り離しをできるように画策しています。
電圧のかかる部分ですのでリレーによる切り替えは困難です。ナイフスイッチやもっと簡単に実施するのであれば、バナナプラグと陸軍端子による差し替えとなります。