無線とピュアオーディオ JN1NBU

無線とピュアオーディオ JN1NBU

2015年11月に再開局しました。25年間のブランクがあります。ピュアオーディオは私の中では「あがり」と考えていますが新製品が発売となるとつい気になってしまいます。沼とならないよう自制するのが大変です。

オーディオ用電源タップのケーブルをSAEC AC-3000に交換

過去にさんざんケーブルに対して投資してきました。良いケーブルは音質に対する貢献度が多大であり、ここに投資することは必要です。しかしながら、電源ケーブルに関しては機器のキャラクターそのものを変えてしまうため、当方はオーディオ用と称するものは現在は使用していません。(過去に幾度もなくひどい目にあっています)

しかしながら、最近良いケーブルを見つけました。SAEC AC-3000です。

f:id:kerokerochan:20200314103454p:plain

  • 特殊過ぎる構造や導体の成分でないのが良いです。
  • 導体が太すぎないのが良いです。太すぎるとエージングに時間がかかるだけではなく音が鈍ります。
  • アースループを防ぐため機器のアースは取らないので、回路的にオープンとなってしまうアース線が無いのが良いです。
  • 比較的安価です。(3,000円/m)

スペック的に目を見張るものはなく、また安価であることから、オーディオマニア的には殆ど見向きもされないのでしょう。このケーブルを使用した完成品(SAEC PL-3800)の個人ユーザーによる評価記事は殆ど見かけません。

サクッと交換しました。導体の被膜は硬めの素材です。導体と外部シースとの間は木綿糸で満たされています。スピーカーケーブルとして使用しても音は良さそうな構造です。

早速試聴です。

ライヴ アリソン・クラウス・アンド・ユニオン・ステーション) 自宅がライブ会場になります。

f:id:kerokerochan:20200314103806p:plain

2枚組のライブ盤です。聴き始めは、ちょっと音が硬かったのですが、2枚目を聴き始めるころには良い感じです。単にアンプの暖気運転が完了しただけですね。ライブ盤で重要である「音の粒立ち感」が良く出ています。エージングは殆ど必要ありません。これは採用です。

なお、電源ケーブルを交換した時の失敗パターンは以下のとおりです。

  • 低音がやたらと増える
  • 音の線が細くなる
  • エコー成分が増える

いずれもバランスが悪くなるケースです。特定の音楽ソースでは良く聴こえても、他のソースでは聴くに堪えなくなります。そのような場合はいくら高価なケーブルでも不採用となります。今回は電源タップのケーブルを交換しています。機器側のケーブルはメーカー付属品を使用しています。機器側のケーブル交換は冒頭でも書いていますが機器のキャラクターが変わってしまうため、私は交換しないことに決めています。もちろん、ここを変更して積極的に音をチューニングするのはアリです。(地獄の始まりとなります。電線病に罹患しないよう注意が必要です)

コルトレーンも聴いてみます。ノリノリです。

f:id:kerokerochan:20200314165534p:plain