無線とピュアオーディオ JN1NBU

無線とピュアオーディオ JN1NBU

2015年11月に再開局しました。25年間のブランクがあります。ピュアオーディオは私の中では「あがり」と考えていますが新製品が発売となるとつい気になってしまいます。沼とならないよう自制するのが大変です。

当方の使用しているベランダアンテナ HI-Q Antenna の紹介

現在は以下の構成で落ち着いています。ほぼ完成形と考えています。

 

使用しているアンテナ

スクリュードライバーアンテナです。電動でコイルのタップ位置を変更して使用します。

  • 上:HI-Q ピラニア 4/80 (予備)
    コイル径:4インチ、同調範囲:80m~6m
  • 下:Hi-Q-5 HF(HI-Q ピラニア 5R/160相当)(現用)
    コイル径:5インチ、同調範囲:160m~6m

 

先端に付けるエレメント

1本のエレメントで160m~6mまでカバーすることはできません。また、効率を重視するため、エレメントを付け替え、17m~10mはフルサイズとなるようにしています。

  • 10m/12m用
    全長100cmのステンレスエレメント
  • 15m用
    全長175cmのステンレスエレメント
  • 17m~40m用/6m用
    全長210cmのステンレスエレメント 中間にキャパシティハット、17mはフルサイズ、6mは17mに同調した状態で使えます。
  • 80m/160m用
    Hi-Q-5 HFでは17m~40m用のエレメントでも同調しますが、効率を上げるため、5mのロングワイヤー+トップローディングコイルをミノムシクリップでエレメントの先端に接続。HI-Q ピラニア 4/80は17m~40m用のエレメントでは80mまでしか同調しませんが、追加のロングワイヤーを使用すると160mでも使用できます。

 

同調用シャントコイル

このアンテナにはインピーダンスが低いため、同調回路が必要となります。コンデンサによる方法とコイルを使う方法があります。コンデンサを使用する場合はバンドごとの切り替えが必要ですが、コイルの場合は複数のバンドでタップ位置を共有できるため、リレーの数や引き込みケーブル数を減らせます。そのためコイルを使用した方法でマッチングを取っています。

タップの位置は現状は以下のリンク先のとおりとしています。調整を繰り返しているため汚い状況です。どこかで作り直したいです。

 

評価

価格が大きなネックとなります。

しかしながら、自宅にタワーや八木アンテナを建てていらっしゃる方から見ると、そのコストは大したものではないです。考え方次第です。

メリット

  • 1本のアンテナで160m~6mまで使用できます。
  • FT8の200W運用に耐える数少ないアンテナの1つです。耐電力はPEP 1.5KWですので、その1/5である300W位まではFT8でも問題なく使用できると考えています。

デメリット

  • かつては国内代理店がありましたが、現状は国内代理店がないため、USから個人輸入する必要があります。
  • 創業者廃業に伴い、別会社に売却されました。かつては国内代理店で7万円程度で購入できましたが、価格高騰および円安のため、送料と関税を入れると私が購入した去年では22万円、現状は更に円安が進んでいますので25万円以上となると思われます。
  • 可動部分があるため故障するリスクがそれなりにあると考えています。あたりまえですが永久に使用できるものではありません。現在予備を確保しておりますが、現行のメーカが廃業となるようであれば、更に予備を確保する予定です。

 

番外

少し前にコイル径が6インチのHI-Q ピラニア 6/160を某オークションで見つけました。早速落札しました。その大きさはカタログで分かってはいたのですが、大きさだけではなく重量も大きかったです。半日考えましたが、ベランダへの設置は危険であると判断し、泣く泣く手放しました。ベランダ用のルーフタワーを使えば設置できるかもしれませんが、手すりに取り付けるのであれば5/160が限界と思われます。

安全第一です。また、同じマンション内では隣人と下の方とは良好な関係を築いていますが、苦情が怖いです。以前はベランダから突き出したままにしていましたが、今は使用しない時はベランダ内に引き込んでいます。電動コイルの動作音も夜間は響きます。夜間の電動コイルの操作は極力行わないようにしています。過去にローテータでアンテナの出し入れをしていましたが、動作音が思っていた以上に大きかったため、今は手動としています。夏場は蚊に刺されますので殺虫剤片手に出し入れしています。