無線とピュアオーディオ JN1NBU

無線とピュアオーディオ JN1NBU

2015年11月に再開局しました。25年間のブランクがあります。ピュアオーディオは私の中では「あがり」と考えていますが新製品が発売となるとつい気になってしまいます。沼とならないよう自制するのが大変です。

160m 今シーズンの成果 ”遠い100エンティティ” "ベランダアンテナでのローバンドの運用"

たまに夕方や早朝の160mをワッチしますがいよいよシーズン終盤といったコンディションです。

1年前の今頃の状況は以下のとおりでした。

今シーズンは頭打ちかと考えていましたが、WKD:71、CFM:69からWKD:86、CFM:85となりました。

そのなかでもアルゼンチンと出来たのは嬉しいです。

1.840MhzのJAへの開放で競争が激化したということはありますが、一方、交信の可能性が増えたという要因もあるのだと考えています。競争が激化していますので、人よりも早く起きていち早く目的の局を捉えるといったことも必要となってきています。

ここから先は厳しいです。でも、100エンティティが見えてきたような気がします。近場でペディションやってくれないかなぁ。以前頻繁にペディションが実施されていたVK9シリーズを落としたのが痛いです。

設備面では、相変わらずベランダから突き出した全長3mのスクリュードライバー・アンテナということには変更はないのですが、シャントコイルの巻き数をリレーで切り替えるようにしたため、今まで無理やりアンテナチューナーで160mを乗せていたという状況から改善しています。多少効率が上がったのではないかと考えています。

なお、160mを運用するうえでの最大も敵は「電波の回り込み」「ノイズ対策」です。私は以下の対策をしています。

  • アンテナ給電部直下、リグの直前にコモンモードフィルター(CMF)を多段でいれる。
  • 同軸ケーブル全体をパッチンコアで挟み込む(200個は購入しました)
    →これは効きます。躊躇せずに全区間挟み込みます。パッチンコアは大量に購入すると単価が下がります。
  • 電源ケーブル、USBケーブル、その他ケーブルにもCMFを入れる。
  • スクリュードライバー・アンテナの電動コイル、シャントコイル切替の電線にも可能な限り多くのCMFを入れる。
  • 受信ノイズ対策としてトランス式電源を使用する。(スイッチング電源と比較すると160mでは視聴上明らかにノイズが増えます)
  • 160mではベランダ手すりのアースのみでは安定しないため、5m x 10本のカウンターポイズを併用しています。

不要輻射を防げれば、ローバンドでの受信ノイズも抑えられ、より弱い信号も受信できるようになる可能性があります。室内のベランダ近くにタッチセンサー式のLEDランプを設置しているのですが、送信時にこれが勝手に点灯したりしないようにするのがわが家の目安です。徹底的にやらないとうまくいきません。

徹底的にやると成果がでます)パッチンコアを入れたからって電波が弱くなるわけではないので全区間入れます。

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LU8DPM アルゼンチン 160m FT8 QSLカード到着

2月13日に160m FT8で交信したLU8DPMのQSLカードが届きました。

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2シーズン越しで挑戦していました。私のなかでは今シーズン最大の成果です。

これで160mはようやくWKD:86、CFM:85です。ここからが長そうです。CFMできていない1つは、昨年10月末にダイレクト請求したE51WLです。先方に問い合わせたところ、既に発送済とのことでした。どうやら郵便事故っぽいです。再度、請求するしかなさそうです。

80m FT8 夕方の強力な局 W6UC

早朝と夕方、160m FT8をワッチしますが、もう160mのシーズンは終わりといった状況です。今シーズンは昨年9月~12月のコンディションが良かったです。

一つ上の80m FT8をワッチするととても強い局が見えます。

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その後、R+22とかR+28とかいうレポートがやり取りされています。凄いですね。いくらなんでもですね。これはひょっとしたらバグかなあ。

その後、160m FT8に移動していました。

FMチューナー名機 KENWOOD L-02TとケーブルテレビでのFM放送受信

知り合いがFMチューナーの名機 KENWOOD L-02Tを入手しました。価格は内緒ですが、結構ビックリする価格(高価です!)です。きちんと整備されており、40年前の機器とは思えぬ良い状態とのことでした。NHK-FMで聴くクラシックが極上との感想でした。FM放送では15Khz以上はフィルターで切られているため聴こえませんが、そんなことは気にならないくらいこごちの良い音とのことです。配信側や高級チューナーに何か秘密や秘儀があるのでしょう。こればかりは聴いた方しかわかりませんね。

KENWOOD L-02T)1981年発売。定価30万円のFMチューナです。当時の物価やオーディオ製品の価格が今ほど高騰していないことを考慮すると超高級チューナーです。

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さて、問題となるのはFMアンテナです。FM放送の場合、マルチパスの問題もあるため、指向性の強いアンテナを障害物の少ない場所に建てる必要があります。現実的にはそのようなアンテナを自宅に建てることは難しく、知り合いは機器付属の300Ωのアンテナフィーダーで作られた折り返しダイポールアンテナで聴いていたようですが、先日、「ケーブルテレビの受信用のアンテナ端子につないだら、本来のFM放送の周波数とは違うけど、マルチパスもなく受信できた」と連絡がありました。

デジタル放送の時代にアナログ放送であるFM放送がケーブルテレビで搬送されており、かつFM放送帯であることに大変驚きました。そんなことはあるのかなあ。と思い各ケーブルテレビの放送番組を調べてみると、調べた範囲ではFM放送が配信されています。

気になったのでWikipediaを見てみると、「再放送」の項目に以下の記載がありました。

放送法第140条に基づき、業務区域内の全部または一部を放送対象地域とするテレビ地上基幹放送に受信障害が相当数発生すると総務大臣が認めた場合は、CATV事業者に同時再放送が義務付けられる。

テレビ放送の再放送を義務づけるという内容ですが、FM放送についても受信障害が発生した場合、保障を求められる可能性があるため、再放送しているのかもしれません。

FM放送を聴こうとしているがアンテナをどうしようかと思案されていらっしゃる方には朗報ですね。

RME ADI-2 DAC fs 掟破りのスイッチング電源 Voltampere GPC-DC12 (完結編)

【2024.4.30 追記】好みの音質傾向ではなかったため、既に手元にはありません。

週末ゆっくりと評価しました。いやあ、傾向が違いすぎます。これだからオーディオは面白いです。どちらも良いという困った結果となってしまいました。好みで選べばいいです。でも、好みで選ぶということは聴いてみないと分からないということです。

エルサウンドのトランス式アナログ電源12V/3Aと比較した場合のGPC-DC12の傾向は以下のとおりです。

  • 視聴上のS/N感はGPC-DC12の方が高いです。音が澄み切っています。スイッチング電源はノイズが多いためS/N感が良くないというのは、当電源に関しては単なる思い込みに過ぎません。
  • GPC-DC12の方が各パートの分離感が大きいです。クッキリ、ハッキリです。
  • 音の浸透力、拡がり、低音の解像度には差は認められません。
  • 力感はGPC-DC12の方が大きいです。バスドラが気持ちいいです。
  • 音色が違います。エルサウンドのトランス式アナログ電源の方が艶やかです。

当初期待したどおり、いいとこ取りとはなりませんでした。どちらの電源もレベルが高いです。比較すれば傾向の差はみつけられますが、最初からどちらかの電源で決め打ちしてしまっても満足度は高いと思います。私の好みはエルサウンドのトランス式アナログ電源です。Belden88760のケーブルの音が好みの方にはGPC-DC12の方がツボにはまると思います。

今回の収穫は音質はトランス式電源 > スイッチング電源といった単純な図式で決定されるわけではないことがわかったことです。

なお、GPC-DC12付属のDC側の電源ケーブルの音質は評価に値しません。交換が前提となります。

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GPC-DC12 / Voltampere 12V外部電源)税別価格 : 52,000円 

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160m 早朝の大オープン E74EBL ボスニアヘルツェゴビナ 交信ならず

2月は160mの早朝EU大オープンが殆どなかったと記憶しています。

本日は5時20分からワッチしました。6時過ぎには日の出となりますので、30分間の勝負です。

ワッチを始めるとバンド内隙間もない状況です。直ぐにバンドのローエンドでE74EBLが見えます。ボスニアヘルツェゴビナはバンドニューになります。いちおう他のEU局の入感を確認しますが、他にはバンドニューはないようなのでE74EBL一本狙いです。

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途中、自分の送信周波数が他局と被っていないことを確認します。1シーケンスで29局も見えます。バンド内隙間のない状況です。

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30分程安定して入感しておりましたが、日の出とともに見えなくなってしまいました。E74EBLをコールする局は西日本が殆どとなりましたので、これまでです。今シーズン中に再挑戦できることを期待しています。JAを結構拾ってくれていましたので交信できた方も多かったのではないでしょうか。

その後、取りこぼしの多い30mバンドに移動します。

まずはV51WW ナミビアです。リターンがありましたが交信が成立したか怪しいです。メールでV51WWに確認した結果、交信成立でした。バンドニューになります。

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引き続き、ZP9MCE パラグアイです。簡単なところを取りこぼしています。正確には他局で交信済ですがCFMできていません。ZP9MCEは他のバンドでLoTWでCFMできているので大丈夫でしょう。

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UK7AL ウズベキスタン 160m FT8で交信

先日、160m バンドニューとなるUK8FAVと交信できましたが、カード交換やLoTWでのCFMが難しいと判断し、他の局を探していました。本日、UK7ALと交信できました。ウズベキスタンでLoTWに対応している局は少ないため、これはラッキーです。

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LoTWでCFMできました。

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