無線とピュアオーディオ JN1NBU

無線とピュアオーディオ JN1NBU

2015年11月に再開局しました。25年間のブランクがあります。ピュアオーディオは私の中では「あがり」と考えていますが新製品が発売となるとつい気になってしまいます。沼とならないよう自制するのが大変です。

安価な200W機 TS-480HXを使い倒す

6年前の再開局時にTS-480HXを購入しました。理由は200W機としては安価だったからでした。本当はFT-2000Dが欲しかったのですが、検討しているうちに、最終出荷後に市場に出たものが枯渇してしまいました。

この、TS-480HX。実戦で使うには、フルオプションとしなくてはいけないことに直ぐに気づきました。実はあまりコスパは良くないかもしれません。現状はSSBフィルター以外はすべてのオプションを入れています。

  • SO-3 TCXO 温度補償型水晶発振ユニット
    当時始めたJT65で露骨に周波数がドリフトするのことに気づく。さらに、クーリングファンの回り始めでドリフトするというブログ記事も発見。必須です。
  • YF-107C 500Hz CW フィルター / YF-107CN 270Hz CWナローフィルター
    最初、500HzのCWフィルターを入れましたが、AF DSPでは切れが悪く270Hzのナローフィルターが必須。実は500Hzのフィルターは必要なかったです。
  • VGS-1 ボイスガイド&ストレージユニット
    これが意外な盲点。これがないとボイスメモリーができないのです。

デジタルモードをするためにはインターフェースが必要です。また、バンドスコープやCW Skimmerを使うために追加投資が必要です。

以下3つをUSB HUBでまとめて、パソコンに接続します。(wstj-x, CW Skimmer,DSCWによるCWキーイング,MMTTY用)

  • SB-2000MK2 Sound/CAT Interface
  • USB サウンドインターフェース
  • SDRplay RSP1A SDR受信機 (TS-480HXの基板から1st IFをバッファアンプを経由して取り出してそこに接続)

IC-7610を使えば、これらのオプションやインターフェースはすべて不要です。

200W機であるというのが唯一のアドバンテージです。TS-480HXは小型機ですが、クーリング設計が良く、FT8で200W運用していますが、まったく問題ありません。安定化電源を定格ギリギリで使うと電源の方が先に壊れてしまうかもしれません。2つあるクーリングファンが物凄い勢いで回りますが、これは仕方のないことです。

TS-480 徹底解説書より抜粋) 200W機ファイナル部分。本体の下側半分はファイナル部分が占めます。

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TS-480 徹底解説書より抜粋) 30分間連続送信しても大丈夫なようです。(部品の寿命には影響があるかもしれませんが。。。)

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1KW免許をおろせる環境であれば、IC-7610+リニアの一択です。現状は集合住宅ですので200Wが限界です。IC-7610+200Wリニアはあまりコスパが良くないので悩ましいところです。FTDX101MP(実売:57万円)や中古で良いのであればFTDX5000MP(実売:30万円~40万円)が選択肢でしょうか。