【2020.5.21 追記】現在はファイルオーディオに移行しており、DP-720は手元にはありません。詳細は以下の記事のとおりです。
ファイルオーディオ(ネットワークオーディオ)のすすめ - アマチュア無線 JN1NBU
オーディオの音に占める割合としてCDプレーヤーに依存する割合は少なく、この部分の投資金額は抑えても良いというのが私がオーディオを始めたころのセオリーでしたが、実はそうではありません。音の送り出しであるCDプレーヤー以上の音を下流であるアンプやスピーカーで作り出すことはできません。そのことに気づくのに20年かかり、散々散財しました。
今まで使用してきたCDプレーヤーと手放すに至った理由は次のとおりです。なお、次にあげるCDプレーヤーの多くはSACDも再生できますが、全てCDプレーヤーと表記します。
- マランツ SA-14
SACDよりもCDの方が音が良いと感じた不思議な機器。決してフラットではなく低域、中域、高域に独特のピークがあるが、音質的にうまくまとめてある逸品。とても気に入っていましたが、修理不能な状態となり、泣く泣く利用を中止。
- アキュフェーズ DP-500
某オーディオ店で中古で購入。中域を中心とした音のまとめ方は良いのですが、何しろジャズがスイングしない。躍動感やホール感が明らかに足りない。これはひょっとしたら何か手を入れられているのではないかと思い、内部を覗くとCDドライブカバーの脇のシャーシーにドライバーによる大きな傷があり、少なくともCDドライブのカバーは外したと思われる。メーカーによる修理跡であるわけもなく、購入元にクレームを入れるとそのまま返却。
- アキュフェーズ DP-510
別のオーディオ専門店で試聴して購入。躍動感やホール感はきちんとでているため購入。SACDが聴けない以外は何の不満もなく使用。これは良いプレーヤでした。 - 某ガレージメーカーのES9018チップを使ったDAC
アキュフェーズDP-720と同じDACチップを使用した某ガレージメーカーのDACをDP-510に接続して使用。細かい音が良くでるようになったのですが、広がり感と奥行きに乏しい音でした。DACチップだけでは音質は良くならないと思い知らされた瞬間です。幸い、マニアの間では有名な製品でしたのでヤフオクで売却することができました。
- アキュフェーズ DP-720
4年前に購入。きっかけはオーディオ専門店で試聴してしまったことです。圧倒的な躍動感、スピーカの前後左右に広がる音場、ダイレクトに届く音の浸透力。CDプレーヤーに100万円も出しても良いのかという葛藤はありましたが、1週間後には注文していました。現在もCDを聴くたびに新たな発見があり、購入して本当に良かったと思っています。つい最近後継機種のDP-750が発売されました。きっと良いのでしょうね。
アキュフェーズ DP-720。最初からこのクラスの機器を購入すべきでした。もっと良いものがあるに違いない、というオーディオ無限地獄の入り口に立ってしまったのかもしれません。
写真はDP-720とDP-750です。大変良く似ていますね。修理に出して戻ってきたことにすれば家族にバレずに買い替えができます。
DP-720)
DP-750)