当マスタークロックと専用電源は既に手元にありません。
このマスタークロックをいれると奥行方向の空間が拡がりますが、横方向の空間が狭くなり、SOULNOTE D-2の鮮烈で勢いのある音質傾向も弱くなります。
マスタークロックを入れたので、素晴らしい効果がないとおかしい。と思い、幾度も確認しましたが、この傾向は変わりませんでした。
この傾向が好きな方もいらっしゃるとは思いますが、私の好みではありませんでした。
SOULNOTE D-2に合わせるマスタークロックはSOULNOTE X-3なのかもしれません。
さて、SOULNOTE D-2ですが、こちらも手放すこととしました。このDACの特徴をさらに活かすためには、相棒となるアンプはAccuphaseではなく、SOULNOTEに違いないと感じたからです。空間の使い方が両者で異なります。
- SOULNOTE
パッと一瞬で広がる。とにかく鮮烈で気持ちよい - Accuphase
空間に音を置いていくイメージ。正確なステージの再現
今回の組み合わせではAccuphaseの空間表現はSOULNOTEのそれに置き換えられていました。つまり、SOULNOTEの空間表現がより強くでています。SOULNOTE D-2を導入するということは、この空間表現を受け入れるということで、Accuphaseの空間表現が邪魔となっているとも感じました。SOULNOTE D-2はSOULNOTEのアンプを導入してこそ、より高みを見れるのだと確信しました。
SOULNOTE D-2とAccuphaseのアンプとの組み合わせでは、無音部分の表現が弱いです。実際のSN比はどちらも同じレベルだと思われますが、Accuphaseの無音部分の表現は素晴らしいです。
SOULNOTEとAccuphase。どちらに舵どりするか悩みました。
Vienna Acoustics Beethoven Baby Grand Referenceをよりそれらしく鳴らせるのはAccuphaseと判断し、DAC部分は見直すことにしました。
貴重な経験をしました。ありがとうSOULNOTE D-2)
では、Accuphase DC-1000を発注したのか!? いや、違います。Vienna Acoustics Beethoven Baby Grand Referenceを購入したばかりであり、100万円を超える機器はすぐには導入できません。