私が再開局したのは3年前であり、以下の条件のもとにHF帯で楽しめるのだろうかと不安でしたが、十二分に遊べています。
- 太陽黒点数低迷期のタイミングでの再開局。
- ベランダにしかアンテナを設置できない。
- KW免許を下せる環境ではない。
ブログを検索すると、集合住宅のベランダアンテナで500W免許を下されていらっしゃる方を見つけることができます。その記事をみて、私もハイパワー免許を検討しましたが、以下の理由により現時点では極めて困難という結論に達しました。
- 1999年10月より施行されている電波防護指針基準を満たすことは極めて困難
- 共用部分へのアンテナ設置の許可についてはグレーである(免許申請の前提条件)
2017年に登場したFT8はまさに革命的なモードであり、太陽黒点数ゼロにも関わらず弱小局でもDX交信を楽しめています。
本日、9:00(JST)前の40mバンドの状況です。既に日が昇っているにも関わらず、多くのEUが入感しています。
1時間あまりでこれだけ交信できています。FT8のおかげです。
80mでのDXCCもわずか2シーズンで達成できました。現在、WKD:116, CFM:111です。これもCWだけではもっと時間がかかったと思われます。
登場から1年半程経ったFT8ですが、何らかの技術的ブレークスルーや運用上の工夫(なんだかわかりませんが)がないと、今までどおり交信エンティティを増やすのは困難となるかもしれません。1年前と比較すると、FT8で使用可能な周波数は大変混雑しており、信号のつぶし合いが発生しています。そのような現状ですので、交信を成立させるために、多くの局は免許の範囲内での最大パワーで運用されていらっしゃると思われます。これはやむを得ないと考えておりますが、弱小局にとっては厳しい状況となりつつあります。
ACOM A1000 GU-74B - スタイリッシュで魅力的な外観です。なお記事とは無関係です -