無線とピュアオーディオ JN1NBU

無線とピュアオーディオ JN1NBU

2015年11月に再開局しました。25年間のブランクがあります。ピュアオーディオは私の中では「あがり」と考えていますが新製品が発売となるとつい気になってしまいます。沼とならないよう自制するのが大変です。

マスタークロック CyberShaft Palladium OP15 導入から10日 / 本来の姿を現した音の世界

導入から10日が経ちました。

先に導入された方の感想としてよく耳にする「空気感の向上」「奥行きや空間の広がり」「細部の見通しが良くなる」といった表現。まさにそのとおりだと実感しています。もっと具体的な言葉で言い表せれば良いのですが、結局は同じような言葉に落ち着いてしまうことも理解できました。

私の大好きな歌手、Eva Cassidyのアルバム「Eva By Heart」。その10曲目「Waly Waly」には、バックに波の音が入っています。どこか荒涼とした感じですが、マスタークロックを導入してからは、その波音には確かな距離感が生まれ、より繊細な表情が感じ取れるようになりました。曲そのものの魅力に比べれば音の分析は些末なことかもしれませんが、全ての楽音に共通して「距離感」「空間表現」「緻密さ」が加わることで、冒頭のコメントがまさに実体験として裏付けられることを理解しました。

「音楽を聴く道具として、ここまで求める必要があるのか」という思いは常につきまといます。しかし、この音を聴いてしまうと、まだ見ぬさらなる世界が存在するのではないか。そんな予感を抱かずにはいられません。

秋の訪れと曼珠沙華(彼岸花)

秋分を迎え、朝晩の空気にようやく涼しさが感じられるようになりました。空は高く澄み、日差しもどこか柔らかさを帯びてきています。そんな秋の始まりを告げる花といえば、やはり彼岸花ではないでしょうか。

昨日、埼玉県日高市にある曼珠沙華の里「巾着田」を訪ねました。巾着田高麗川の蛇行によってつくられた広大な河原にあり、川が大きく弧を描く姿がまるで巾着袋のように見えることからその名がついたといいます。この地は日本有数の彼岸花の群生地として知られ、秋のお彼岸の頃には辺り一面が真紅の花に染まります。

ちょうど見頃を迎えた彼岸花は、まさに赤い絨毯を敷きつめたかのような迫力でした。林の木陰から差し込む陽射しに照らされ、花が光を受けてきらめく様子は幻想的で、歩みを進めるたびに息をのむ美しさが広がっていきます。

彼岸花はお彼岸の時期に必ず咲く花として知られています。そしてその見頃は1週間程しかありません。その不思議な律義さと、燃えるような色彩は、どこか人の営みと季節のめぐりを結びつけているように感じられます。華やかさの中に一抹の哀愁を漂わせる姿に、日本人が古くから心を寄せてきた理由もわかる気がします。

とても暑かった今年の夏。朝晩は過ごしやすくなりました。一面の赤に包まれながら歩いていると、今年もまた季節が移り変わっていくことを実感しました。

PZ5RA スリナム 10m RTTY バンドニュー / CQ WW RTTY DX Contest

思わぬ拾い物でした。クラスターに載っていたのでワッチしてみるととても良く入感していました。

バンドニュー確保です。次のターゲットは40mになります。

【2025.9.29 追記】コンテスト終了後に確認しました。Log Inしていました。

いつ運用されるかわからない40mを待っていても仕方がないので、規定の方法で寄付を行いLoTWにログをアップロードしていただきました。

FP5KE サンピエール島・ミクロン島 追いかけ終了 / E44OM パレスチナ LoTW CFM

コンディションにも恵まれ、多くのバンドで交信することができました。

昨日の19時台に交信した20m SSBは、リアル59で強力に入感していました。既に多くの方が交信済みだったのか、呼ぶ局は少なく、CQを連発している状況でした。

一方、80m FT8は何度かワッチしたものの、私の設備では全く受信できませんでした。

ここまで交信できれば十分と感じます。FP5KEの追いかけはこれで終了とします。大変楽しませていただきました。

 

E44OM パレスチナ LoTW CFM)

迅速な対応に感謝です。バンドニューが3つ増えました。CWができなかったのは心残りです。

サイバーシャフト純銀BNCケーブルがもたらした音の変化

セミリジットケーブルから、純銀高品位BNCケーブルに交換しました。

このケーブルはインピーダンスが75オームのため、50オームとの間にミスマッチが生じます。ただし周波数は10MHzと低く、さらにメーカーの説明によれば正弦波伝送において信号特性の劣化はごくわずかとのことです。そのため、実用上は問題ないと判断しました。

エージングをまったく行っていない状態にもかかわらず、明らかに上位互換と感じられます。空間の広がり、音の厚み、余韻の消え方 ── いずれも素晴らしい仕上がりです。

ここで冷静さを取り戻し、セミリジットケーブルと繰り返し比較試聴を行ってみました。結果として、ストレスなくスムーズに音が出ており、スピード感の高さや低域のレスポンスの良さ、そしてS/N感の向上を実感できます。間違いなく良い買い物でした。

理論的にはクロックケーブルの変更は信号やジッターに与える影響はほとんどなく、耳で識別できるレベルに現れることは考えにくいはずです。しかし、その差を確かに感じさせるのがオーディオの奥深さなのでしょう。

純銀高品位BNCケーブル)長さは1mです。

E44OM パレスチナ / PJ7K シント・マールテン 参戦結果

連日のハイバンド好コンディションに恵まれ、バンドニューも獲得できました。当局にとって大きな成果となりました。PJ7Kの運用は本日まで続きますが、これ以上の進展は望めないと判断し、両局ともOQRSを済ませました。

E44OM(パレスチナ

15m/12m/10m FT8でバンドニューを確保できました。
一方でCWではチャンスをものにできず残念な結果となりました。レガシーモードでの運用時間が短かった印象があります。

 

PJ7K(シント・マールテン)

狙いはバンドニューの40mと80m、そして未交信のCWです。結果として40m FT8と20m CWは確保できましたが、80mはFT8、CWともに受信すらかないませんでした。
80m FT8では運用の行われている時は日没直後から多くの局がコールしていましたが、伝搬条件はきわめて厳しかったように感じます。

 

番外)VK9/SP9FIH(クリスマス島

ここは6mとPhoneがありません。昨日、20mSSBで交信できました。

6mの運用は予定されていないかもしれません。