無線とピュアオーディオ JN1NBU

無線とピュアオーディオ JN1NBU

2015年11月に再開局しました。25年間のブランクがあります。ピュアオーディオは私の中では「あがり」と考えていますが新製品が発売となるとつい気になってしまいます。沼とならないよう自制するのが大変です。

HI-Q ピラニア スクリュードライバー アンテナ 電動コイルモーターの過電流保護がすぐに発動される件

HI-Q ピラニア 4/80を使用していますが、電動コイルのモーター過電流保護が効きすぎるという状況です。

HI-Qピラニア シリーズのマニュアルからの抜粋)

コイルの最上部や最下部に達した時にモーターに過電流が発生します。その状態が長時間続くと電流を遮断します。この状態は数分で回復します。と書いてあります。過電流状態が長期間続く電流を遮断と書いてありますが、遮断までの時間は5秒程度と短いです。

モーターと直列にポジスタ(PTCサーミスタ)が入っていると考えています。モーターを過電流による故障から守るため重要な部品ですが、約5秒でポジスタが過電流モードとなり、その後復旧に数分かかるケースがあります。使い勝手が良くないです。対策として直列に抵抗を入れて、過電流状態とならないようにします。

  • モーター稼働時の電流は0.3A程度
  • コイルが最上位(もしくは最下位)となった時の電流は1.5A程度
  • モーターは13.8V DCで稼働させている(モーターの定格は12V DC)

モーターと直列に5オームの抵抗を直列に入れれば、過電流によりポジスタを動作させることはなく、かつモーターにも過電流がかかることはなさそうです。

ということで、やってみました。5オーム/5Wのセメント抵抗をモーターと直列に入れました。モーターが最上位に行き、過電流となった場合でも、ポジスタによる電流遮断が発生しないようになりました。しかしながら、モーターの動きが明らかに遅くなります。折衷案として2オーム(1オーム/5Wを2本直列)に変更しました。2オームであれば、モーターの動きに遜色はありません。過電流状態となってからポジスタによる電流遮断が発動するまで、10秒程度となりました。余程ぼけーっとしていない限り、その状態であることは気づくとでしょう。アンテナはシャックの隣のベランダに設置しているためモーターの音は良く聞こえます。これで運用することにしました。

 

電動コイル操作/シャントコイルタップ切り替えボックス)

  • 左上の2個のトグルスイッチはシャントコイル切り替え用
  • 真ん中のトグルスイッチは電動コイル操作用
  • 右上のボリュームは電動コイルのモーター速度調整用

ケース内部の下側に1オームの抵抗 2本をアセテート粘着テープで絶縁して押し込みました。空間を取れていませんが、モーターが過電流状態の時以外は抵抗で消費される電力は少ないので大丈夫でしょう。度重なる作り替えでケース内が汚いです。作り直したいところです。抵抗もユニバーサル基板もしくはラグ板できちんと配置したいところです。


アセテート粘着テープ)

ビニールテープとは違い、長期間にわたりべたつくことなく安定して絶縁できます。手でちぎれるので使い勝手が良いです。難点は吸水性があるため、屋外での使用には制約があるところです。私は日東電工のものを使っていますが、これでなくても良いと考えます。各社より同等のものは販売されております。