アマチュア無線 JN1NBU

無線とピュアオーディオ JN1NBU

ピュアオーディオに関しては幾度となく買い替えを繰り返してきました。好きな音の傾向がつかめた段階で可能な限り予算をつぎ込むのが限られた人生の時間を有効に愉しむ秘訣です。という結論に到達するのに20数年かかりました。アマチュア無線はロケーションしだいです。現状はいかんともしがたいので、ほどほどの設備で愉しめる範囲でやっています。ちょっとした成果を喜ぶ気持ちを大切にしたいものです。

絶対に勝てる手法は存在しない スイスフランショック

2015年のスイスフランショックでも大きな損を出しています。

当時、スイス政府はスイスフランの価値が高くなりすぎないよう、決められたレート(ユーロ/スイスフラン=1.2)以下にならないよう、金額無制限で為替介入をすると発表し、実際にそのような運用をしていました。政府であれば無制限に通貨を発行できますからね。自国の通貨を大量に発行して、ユーロを買えばいいだけです。簡単です。

そこに目をつけたのが、個人も含めた投資家です。ユーロ/スイスフラン(以降:EUR/CHF)が1.2に近づいたら、レバレッジを利かせて(個人の場合25倍まで)大量にEUR/CHFを買い続けます。防衛ライン1.2に極限まで近づいたタイミングでスイス政府が為替介入に入りますので、1.2の防衛ラインから少しだけ、価格が上がります。そこでレバレッジをかけて大量に購入していたEUR/CHFを売却すると利益が生まれます。レバレッジを利かせるのは相場が逆行した場合、損失が大幅に増えて危険なのですが、防衛ラインを割らないことがわかっているので、安心してEUR/CHFを購入することができました。

そんな時代が3年程続き、私も儲けさせていただきました。しかしながら、1.2の防衛ラインがいつまで維持されるか誰も保証しないという警告が半年程前から見受けられるようになりました。野村證券のレポートにもあったと記憶しています。でも、私を含め多くの方が、ノーリスクで儲けられる手法と理解していました。

ある日、帰宅して当手法を行っていた証券口座を確認すると、残高がマイナスになっていました。追証発生です。何がおきたのでしょうか。

これはたった1時間のグラフです)

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スイス政府が突然、通貨防衛をやめると発表したのです。たった10数分で40パーセントもスイスフランが高騰しました。もちろんこのような事態を想定して、EUR/CHFが1.2を下回った時に約定できるよう、指値をいれていましたが、このような急激な変化の元では約定せず、最後の切り札である、証券会社が設定しているロスカットライン、つまり証券会社に預けている証拠金がなくなるタイミングで約定する設定にもひかっからず、EUR/CHF=0.95付近で約定しました。

証拠金がなくなっただけでなく、追証が発生しました。証券会社への支払いが必要となります。大損ですね。私の使用していた証券会社はEUR/CHE=0.95で約定したので、まだ追証は少なかったのですが、もっと下のレートでしか約定しなかった証券会社もあり、その場合、追証はもっと膨らみました。ちょっとしたニュースになっていました。

さすがにこの時は落ち込みました。時間はかかりましたが、「相場の損は相場で取り返す」と考えを切り替えました。と同時に「絶対的に勝てる手法は存在しない」ということを心に刻みつけました。

もちろん、スイスフランショックで大儲けされた方もいらっしゃいます。防衛ラインを割ることを想定してEUR/CHEの売りポジションを大量に保有されていらっしゃった方です。

補足)

スイスフランショックはいろいろなところで語り尽くされていますので、もっと詳しく知りたい方はネットで検索してみてください。

また、うまくいっている手法もあります。そうでなければ破産しています。しかしながら、賞味期限が短かったり、後から考えてみると、特定の政治情勢や金融政策の間のみしか通用しない手法であったり、単に運が良かっただけだったりします。したがって、私がその内容を書くことはありません。FXはxxxショックに巻き込まれることが多いため、労力に見合わないと考えています。そろそろ引退を考えています。別の記事に書きましたが、定年後の資産運用としてFXを始めようなんて思わない方がいいです。定期収入がないと、損失が膨らんだタイミングでメンタル的に追い詰められると思われます。