アマチュア無線 JN1NBU

無線とピュアオーディオ JN1NBU

ピュアオーディオに関しては幾度となく買い替えを繰り返してきました。好きな音の傾向がつかめた段階で可能な限り予算をつぎ込むのが限られた人生の時間を有効に愉しむ秘訣です。という結論に到達するのに20数年かかりました。アマチュア無線はロケーションしだいです。現状はいかんともしがたいので、ほどほどの設備で愉しめる範囲でやっています。ちょっとした成果を喜ぶ気持ちを大切にしたいものです。

高金利通貨が高金利なゆえん

このような記事はいくらでもあるので私が書くまでもないのですが、過去に痛い目にあった経験を書き記しておきたいと思います。他人の不幸は面白いですよね。

金利は魅力ですよね。かつて1990年くらいまでは日本でも定期預金に預けておくと1年で1割も増えるという夢のような時代がありました。

実は5年程前に高金利に目がくらみトルコリラを仕込んでいたことがあります。この通貨、毎年のように価値が低下しているのですが、当時10%を超える金利は魅力的であり、毎月買い集めていました。スタートは2016年の夏からであり、当時は1リラ38円位でした。異変を感じたのはそれから1年半後の2018年の初め頃です。トルコリラの価値は38円から30円に低下していました。3割近い下落です。利息の3倍を超える資産価値の損失が発生していました。その後、トルコリラの下落のスピードは加速し、2018年6月には25円になりました。さすがにこれはまずいと判断し、全てを損切し撤退しました。とてもお話できるような損失額ではないです。でも、ここで撤退しておいて正解でした。

トルコリラの価格の推移)2021/6現在 1リラ12.57円。価値下がり過ぎです。

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そしてその時は訪れました。2018年8月のトルコショックです。高インフレにも関わらず金利を上げないという暴挙に対する市場からの制裁(実際はヘッジファンド空売りしたため)により、1日にして22円から16円と30パーセント近い下落です。私はこのタイミングで空売りを仕掛けて、半年前に損切した分の多くを取り返しました。でも、これは半分博打ですので、失敗する可能性もありました。必ずヘッジファンドが買い戻しを行うタイミングがあり、そこで価格が半分くらい戻るからです。深追いは禁物なのです。実際にヘッジファンドの買い戻しはありましたし、トルコ政府も通貨防衛のため、一時的に金利を上げたりして相場は乱高下しました。私も巻き込まれて、損したタイミングもありました。

トルコショックは2018年8月に発生)

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では、高金利通貨は空売りすれば必ず儲かるのかという訳ではなく、好景気の時は、資金が流れ価格が高騰します。通貨はゼロ円にはなりませんので、下限には限界がありますが、上限は無限ですので(実際は無限ではありませんが)価格の低下により価値が上昇する「空売り」はリスクが高いです。株の世界では昔からの格言で「買いは家まで」「売りは命まで」という格言があるくらいです。

簡単には利益の上がらない世界です。「高金利」であるという理由で、特定の通貨のみを買い進めることはリスクが高いです。また、盲目的に「空売り」するのも危険です。

金利はインフレであるから発生する訳で、通貨の価値は少なくとも金利分程度は下がっていくことが多いです。

多くの方が破綻している高金利通貨

どうしても興味があるのであれば、通貨下落フェーズでの「空売り」もしくは好景気タイミングでの「買い」ですが、長期保有はお薦めしません。

ちなみに、この分野、私は10数年の経験があり、今でも運用していますが、利益を上げるのがなかなか難しいです。労力を考えると割に合わないとも考え始めており、規模を縮小し始めています。もし、定年後に外貨運用(例えばFX)を始めようとされているのであれば、まったくをもってお薦めしません。やってみれば分かりますが、数年に1度は訪れるxxxショックで資産の何割かを失い、それを回収するために労力と心労をかけることになります。若ければ時間をかけてリベンジできますが、その時間はもうないですよね。