RME ADI-2 DAC fsの電源はトランス式のエルサウンド製の12V 3A電源を使用しています。この電源はオリジナルのスイッチング電源のACアダプターと比較すると、低音域の解像度が増え、音の浸透力が高くなります。しかしながら、オリジナルのスイッチング電源は音に軽快感があり、スピード感が揃っているような気がします。両立できないかと悶々としていました。そこでとうとう調達してしまいました。
中古で良い出物がありました。定価の半額以下です。
GPC-DC12 / Voltampere 12V外部電源)
中を開けちゃいました。
使っているスイッチング電源は型番から特定できます。メーカーはオーディオ用としても定評のあるニプロン製です。12V 10Aと大容量です。
当スイッチング電源は部品として購入することが可能ですので、同じものを自作することもできます。しかしながら、ケースを用意して加工することを考えると、私が調達した価格は決して高くないです。定価は大変高いのですが、PSEの取得コストや少量生産であろうことからすると、この価格はやむを得ないのかもしれません。
ピュアオーディオでとかく嫌われるスイッチング電源。果たして本当にいけないものなのでしょうか。
- 海外製のアンプやLINNなどはスイッチング電源を採用している。
- 私が大変気に入っているfidata(オーディオ用NAS)もスイッチング電源である。
- テクニクスやマランツのアンプもスイッチング電源である。
殆ど世の中に出回っていないと思われるGPC-DC12が中古で手に入ったということは、これを手放したなりの理由があるのではないかという一抹の不安があります。
音出しは週末時間をかけて実施します。