TS-480HXは200Wであるという理由だけで再開局当時(約4年半前)に購入しました。購入して最初に直面した問題はJT65での周波数ドリフトとCWでフィルターが必要という問題でしたが、いずれもオプションのTCXO(温度補償型水晶発振ユニット)やCWフィルターの導入で解決できました。また、SSBで長時間パイルに参加するためにボイスメモリーユニットも購入しました。
併せてデジタルモードを使用するために、パソコンのUSBポートからリグのシリアルポートとCW、RTTY(FSK)、PTTを制御するためのインターフェース(SB-2000MK2)も導入しました。
アクティビティが上がってくると、バンドスコープやCW Skimmerが無いという問題に直面しました。これらがなくてもリターンポイントは分かるのですが、疲労度が違いますし、IC-7300の登場以降、リターンポイント争奪戦が激しくなってきたような気がしたため、1st IFから信号を取り出し、SDRplay社 RSP1Aと接続し、バンドスコープとCW Skimmerを実現しました。同様の方法はSDR機以外の全てのリグで適用可能です。
1)ハードウェア構築編
2)ソフトウェア設定編
さて、このTS-480HXですが、2020年3月で生産終了となります。今私が開局するとした場合、再度TS-480HXを購入するかと問われたら、IC-7300もしくはIC-7610に200Wリニアを選択することになります。理由はTS-480HXを使用するためにはフルオプション(TCXOユニット、CWフィルター(270Hzと500Hz)、ボイスメモリーユニット)とデジタルモードインターフェースが必要であり、IC-7300+200Wリニアとの価格差があまりないためです。また、IC-7610が検討対象となるのは、IC-7300にCW Skimmerを接続するためには、RF信号のスプリッターとSDRplay社 RSP1Aが必要であり、そのコストや手間を考えると、そのままCW Skimmerを接続できるIC-7610も良いのではないかと考えるからです。また性能も良いですからね。
次のリグをそろそろ考えるタイミングですが、なかなか決断できません。現状不満は無いのでとりあえず続投です。現在発売されている200W機は高価ですので、100W機+200Wリニアという選択になります。(本当はタワーの建てられる環境に100W機+1KWリニアが希望です)
※ピュアオーディオ関連ですと躊躇なく購入できる価格のものが、無線関係となると躊躇してしまうのは何故なんでしょうか。趣味歴の長さの差でしょうか。
TS-480HX)引き続き頑張ってもらいます。
200Wリニアアンプ)ファイナルはMRF455 x 4。200W常用でも大丈夫ですね。この価格では「買い」です。