無線とピュアオーディオ JN1NBU

無線とピュアオーディオ JN1NBU

2015年11月に再開局しました。25年間のブランクがあります。ピュアオーディオは私の中では「あがり」と考えていますが新製品が発売となるとつい気になってしまいます。沼とならないよう自制するのが大変です。

アルインコ電源 DM-330MVのスイッチングノイズ

TS-480HX(200W機)は13.8V、41A以上の安定化電源1台もしくは20.5A以上のもの2台が必要となります。現在はアルインコのDM-330MV(32A)を2台使用しています。

この電源はスイッチング電源です。スイッチングノイズを懸念し、導入を躊躇されていませんでしょうか。私は今まで気になったことはなかったのですが、どのような影響があるのか、最も影響を受けるといわれている160mバンドで確認してみました。160mバンドのアンテナはありませんので、スクリュードライバーアンテナを接続した状態でテストしました。

結果)

  • 160mバンドにおいて、シュルシュルという音がごくわずかに入る周波数があります。バンド全体にこの音が入っている訳ではありません。
  • この状態でDM-330MVの「ノイズオフセットつまみ」を回すと、シュルシュル音は消えます。
  • 80m以上のバンドでは、シュルシュル音は確認できませんでした。

オーディオマニアの観点から評価すると、耳に聞こえていなくても確実にS/N比に影響があると思われるので不採用です。ただし、無線用として評価した場合は以下の理由により問題ないと判断できます。

  • 影響が認められたのは160mバンドの特定の周波数になります。「ノイズオフセットツマミ」で回避可能です。
  • FT8で-24dBという信号も問題なく受信(解読)できていることから、S/Nへの影響は実運用の観点からはないと考えられます。(影響がないとは言っていません。この実績は80mバンド以上になります)

ちなみに、私はオーディオ機器への影響を考慮し、オーディオ機器以外のすべての機器にACライン用のフィルターを挿入しています。(オーディオ機器に入れると音質劣化となるため、それ以外の機器全てにACラインフィルターを挿入します)

この対策が効いている可能性もありますので、このテスト結果は参考程度に留めていただけたらと考えます。

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