【2022.2.11 追記】現在もスクリュードライバーアンテナ(HI-Q ピラニア 5/80R)を使用しています。160m~15m用と12m~10m用のエレメントを用意し、付け替えて使用しています。1本のアンテナでWARCバンドを含むHFすべてのバンドで最良のパフォーマンスを出すための1つの解と考えています。
ミニマルチのアパマンアンテナについて考えてみます。
一押しはAPA-4です。使用可能周波数にはありませんが10Mhzも使用できるようです。
耐入力は0.3KW(おそらくPEP)ですので、FT8を200Wで運用される場合は2KWモデルが良いかもしれません。スクリュードライバーアンテナ(HI-Qピラニアシリーズ)と比較した場合のメリットとデメリットは次のとおりです。
メリット)
- 価格が安い(割引があるようです)
- バンド切替が瞬時に可能
- ローバンドの短縮率がスクリュードライバーアンテナより低いと思われる
デメリット)
- とにかく大きい
- 80m~10mの全てのバンドに出ようとすると3本必要
- 160mバンドは未対応
ベランダの長さが5m以上あり、未使用時はベランダに収納でき、160m/80mバンドやWARCバンドを重要視しないのであれば、APA-4が良いと思われます。私のようにベランダの幅が十分でないため、未使用時にアンテナをベランダ内に収納ができず、かつ160m~10mまですべての環境にQRVしたいのであれば、スクリュードライバーアンテナが一押しです。
スクリュードライバーアンテナの欠点はエレメント長によって決まる最高周波数以外は全て短縮アンテナとなってしまうことです。現用のスクリュードライバーアンテナはエレメント長を短くし10mに同調するようにすると10m以外のすべてのバンドが短縮アンテナとなってしまいます。私は最高周波数を15mとしていますが、15mのコンディションがいまいちなため、ローバンドの短縮率を低くするため、最高周波数は17mにしたい気持ちもあります。ミニマルチのアパマンアンテナ同様、満足のいく環境とするためには2本は欲しいところです。
ミニマルチアンテナ 定格(なんと青焼きです。懐かしいです)
価格表
ミニマルチ社、HI-Qアンテナ(スクリュードライバー)、LP-100A(パワーメータ)、アンテナアナライザー、海外製のリニアアンプ どれもが家内工業的なメーカーばかりです。企業の継続性の観点での評価も必要です。アマチュア無線はニッチな産業であることを改めて思い知らされました。今後同じものは手に入らなくなるかもしれません。あらかじめスペアーを入手するか、ご自身で修理できるようにしておくか、入手できなくなった時の代用品の目ぼしをつけておいた方が良いと思います。