サブタイトル「今日から始めるCWオペレーション」の意味するところは、「かつてCWをやっていた方、面白いのでまたやってみようよ」ということです。
つまり、CWの運用を知らない方がこの本を読んで、「CWをやってみようかな」という気になるような本ではありません。恐らく本書の内容を理解できないと思います。かつてCWをやっていた方に「なんだか楽しそうだな。もう一度CWをやってみようかな」というきっかけを与えてくれる本です。(私がそうでした)CWをやっていた方は、当時のわくわく感がよみがえってくると思います。
パイルアップのさばき方に関しての章は、パイルアップを呼ぶ側からも大変参考になります。この章だけでもこの本を買う価値があります。ちなみに以下に関して考察されています。
- パイルアップをどうやって作り出すのか(おおっ。すごい発想です)
- どうやってパイルアップの主導権を握るのか
- どのように呼んでいる局をピックアップしていくのか
初版発行(2008年)から既に10年が経っていますが、このタイミングで既にSDRやCW Skimmerに関して言及されております。流石です。