タイトルから結論がなんとなく想像ついてしまいますね。
少し前までIC-7610が猛烈に欲しかった時期があります。バンドスコープに対する憧れと、大きなメインパネルやスイッチといった現用のTS-480HXにはない操作感の良さからです。また、操作するたびに所有欲を満たされるのではないかとも考えていました。
ところが、SDRplayを導入し、パソコンでバンドスコープとCW Skimmer環境を構築すると、CWの運用形態がガラリと変わりました。
- パソコンでバンドスコープを立ち上げ、信号が見えるところをマウスでクリックすることによりTS-480HXの受信周波数を変更。
- 興味があればコール。なければ次の信号をクリック の繰り返し。
- ペディション局をコールする場合はCW Skimmerを立ち上げる。
- CW Skimmerでリターンポイントがわかったら、TS-480HXのXITツマミを回して送信周波数を変更し、パソコンのアプリ(DSCW)でコールする。の繰り返し。
リグには殆ど触らず、パソコンのみで完結してしまいます。もちろんTS-480HXとIC-7610とでは性能は違うはずですが、私の環境では、がまんならない状況になったことはありません。(270HzのCWフィルターは必須です)
更にここ半年位の傾向ですが、DX局のFT8でのアクティビティが大変高くなってきています。私もCWよりもFT8での運用が多くなっております。FT8で運用していると、リグに触ることはまったくなく、パソコンとの環境さえ構築できてしまえばリグは何でも良くなってきます。出力の調整もリグに触ることはなく、パソコンのボリューム調整で行っています。そのような状況では、リグよりもノートパソコンの画面の狭さの方が気になります。ノートパソコン(現行はThinkPad E430)の画素数の少なさ(1,366 x 768)が不満です。そのため、FT8に表示される局が1画面に収まらずスクロールしてしまいます。ノートパソコンの買い替えか外部ディスプレイの導入を検討しています。
IC-7610 かっこいいです。良いリグだと思います。でも、リグに触って運用することが想像できないのです。