無線とピュアオーディオ JN1NBU

無線とピュアオーディオ JN1NBU

2015年11月に再開局しました。25年間のブランクがあります。ピュアオーディオは私の中では「あがり」と考えていますが新製品が発売となるとつい気になってしまいます。沼とならないよう自制するのが大変です。

RME ADI-2 DAC fs トランス式電源の再調達

RME ADI-2 DAC fsの電源をトランス式電源(リニア電源)に変更すると、低音域を中心とした解像度や全体のサウンドのクオリティが上がります。

以前はエルサウンドの電源を使用していましたが、数か月前にRME ADI-2 DAC fsを手放した時にこの電源も手放してしまいました。そのため、再度調達することにします。

ところがです。。。ショックです。。

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これは困りました。販売再開まで待てませんので、それなりに世の中にでまわっているらしい中華製の電源を調達しました。ヤフオクで「12V リニア電源」で検索すると出てきます。いくつかありますが、12V / 4A もしくは50Wと表記されているものが定評のあるもののようです。金曜日に落札して、本日届きました。早いです。

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動作は全く問題ありません。出力側は2回路あり、DCケーブルも2本ついています。しかしながら付属のDCケーブルの芯線は細く、また長すぎるので手持ちのDCケーブルと2.1mmのプラグを使って作りました。付属のDCケーブルは使わずに交換した方がいいです。

DCケーブル長は50cmと短くしています。ACケーブルはSAEC AC-3000(PC-Triple C導体)を使いたいところですが、手持ちのものは長さが足りないため、とりあえず汎用品を使いました。

→その後、fidataで使っていたSAEC AC-3000をRMEのトランス式電源にあてがいました。SAEC AC-3000の方が音の余裕感が増します。

fidataの電源ケーブルは機器付属品に戻しました。fidata付属の電源ケーブルは接続した時は音が荒い感じでしたが、1時間も使用するとスムーズな感じになりました。fidata付属の電源ケーブルは以前「おまけレベル」と評価しましたが、そのようなことはありませんでした。付属の電源ケーブルで十分です。

このDAC、電源の交換は必須であり、最も効果のあるオプションになります。絶対にやった方がいいです。電源ケーブルによっても音の出方が変わりますので、積極的にチューニングすべきです。

RME ADI-2 DAC fs ファームウェアバージョンアップ 入力ジッターに関する改善

RME ADI-2 DACファームウェアの更新はされていらっしゃいますか。大抵はショボいものや通常使わない機能に関するものですが、V.35で音質に影響する入力ジッターに関する改善が行われています。

リリースノートより抜粋)

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ここだけ見るとイマイチなにが良いのか、わからないのでRMEのフォーラムを確認します。

これです。おおっ、これは適用しないといけませんね。ジッタに関する開発者の追求とこだわり。素晴らしいです。

ジッタ減衰のコーナー周波数は、以前の200Hzではなく約1Hzになりました。これは、50 Hzおよび同様の実際のジッタ周波数(電力線、磁界など)でも50dBを超えるジッタの低減を意味します。

 

本日到着したRME ADI-2 DAC fsのファームウェアはV.34でしたので、上記の対応はされていません。早速、最新にバージョンアップしました。最新はV.39です。

さて、音質です。プラセボ満載ですが、スムーズさが向上したような気がします。実際は差は感じられないかもしれませんが、音質に直面する更改ですので、ファームウェアのバージョンアップをお薦めします。

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RME ADI-2 DAC fs DACチップの変更と駆け込み調達

一度手放したRME ADI-2 DAC fs 思うところがあり、再度調達です。

このブログでも多くの記事を書いているRME ADI-2 fsのDACチップが旭化成のAK4493からESSの9028Q2Mに変更となります。旭化成のチップを製造している工場の火災の影響が長引いているようです。

RMEのフォーラムでも話題になっています。どうやら既に出荷されており、シリアルナンバー末尾がBなのかCなのかで判断できます。

RME Forumの当件に関するスレッド)

https://forum.rme-audio.de/viewtopic.php?id=33421

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DACの音質はDACチップだけで決まるわけではなく、RMEは当然音質が変わらないよう設計しているとのことですが、チップの持っているフィルターの種類が違うため、選定できるフィルターのオプションも変更となります。

このDACは既に手放してしまいましたが、手放してみてると、「惜しいことをした」という気持ちでいっぱいです。私の知っている音質であるAK4493のチップを使用したものは日本国内ではまだ販売されているようですので、早速発注しました。

納品後にシリアルを確認しました。末尾がBですので確かにAK4493バージョンです。想定通りだったので良かったです。

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正規代理店であるサウンドハウスから調達しました。モデル末期のためでしょうか。10パーセントのポイントが付きます。これはお得です。

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audioquest USB2.0 Carbonを試す / 沼の入り口から引き返す

【2021.7.10更新】本日調達したRME ADI-2 DAC fsにはaudioquest USB2.0 Carbonの方が良く合います。色付けの少ないRMEにはちょうどいい塩梅の味付けになります。本当にケーブル選びは難しいです。

【まとめ】過去に陥ったケーブル地獄(電線病とかケーブル沼とかとも云う)の入り口に立っているに違いない。このあたりで踏みとどまるようにしないと。

Acoustic Revive USB-1.0PL TripleC。とても性能が良く、気に入っております。

では、同じく単線ケーブルであるaudioquestはいかがでしょうか。こちらは銅線に銀コーティングされております。銀コーティングと銀メッキとの違いはわかりません。銀コーティングの方が銀の部分が厚いのではないかと勝手に推測しています。

audioquest USB2.0 Carbon / 0.75m

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単線なのでエージング時間は必要ですが、30時間程すると落ち着いてきました。あまりエージングは必要ないのかもしれません。

  • フラット傾向であり、また、全体的に音がやわらかい。
  • とはいっても音が鈍っているいるわけではない。
  • 低域はかなり深い所から出ているようです。
  • スピード感が一致しています。
  • 高域は伸びているが、決して刺さらない。銀メッキ導体にありがちなキラキラしたところがない。
  • 音が拡がりりにくい。スイングしない。

このケーブル単体で聴いている分には十分な性能です。この価格でこのサウンド。さすがワールドブランドのaudioquestです。このケーブルを購入して不満を抱く方は少ないでしょう。

ところがです。Acoustic Revive USB-1.0PL TripleCに戻すと、サウンドがパッと拡がり、スイングします。USBケーブルの選定はそろそろ終わりにできそうです。

ゲオの宅配CDレンタルの品ぞろえと検索性は素晴らしい

音源の多くはCDレンタルによるものです。この先に行きつくのはサブスクになるんではないかと考えています。ツタヤとゲオを使うと大抵の音源は入手することができます。廃番となったCDが見つかることもあります。

最近はゲオを使うことが多いです。その理由は、

  • 旧作品55円とか60円レンタルを頻繁に行っており、送料込みで実質、アルバム1枚あたり100円でレンタルできる。
  • 品揃えとと検索性が高い。商品番号の記載があるため、盤の特定ができる。同じタイトル名で複数の盤があったりします。素晴らしいです。

しかしながら、ツタヤよりも盤の状態が悪いものが多い印象があります。dBpowerampはかなり傷があってもaccurateリッピングできるので問題ないのですが、クラック(つまり割れている)が入ったものや、内部のアルミ箔部分が腐食のため一部なくなっているものが来たことがあります。残念ながらそこまで状態が悪いものはリッピングはおろか再生すらできません。

そのような場合は返却時にメモを入れておくと、無料レンタルできるチケットが発行されますので損することはありません。100枚に1枚程度そのようなものが来てしまうといったレベルなので、まあ、いいでしょう。

どんどんレンタルして聴いています。amazonなどで、「盤の音質が悪い」と評価されているものも躊躇なくレンタルしています。音質が悪いという理由だけで、素晴らしいかもしれない音源との出会いの機会を無くしてしまうのはもったいないです。そんなに音質は悪くないことも多いですし、音質が悪くても名演奏であれば愛聴盤となります。

昨日、レンタルした盤になります。

In New York / Cannonball Adderley) ライヴアルバムです。

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クラブでのライヴ感が良くでています。オーディオをやっていて良かったと思う瞬間です。

Cannonball Adderley。気分が爽快になります。どのアルバムも最高です。

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15mバンドがオープン。昨晩は久しぶりに無線をやりました。

連日、6mではEUビッグオープンのようですが、当方の設備では戦列にさえ加わることはできません。ここのところオーディオいじりが中心でしたが、ハイバンドがオープンしていないか、久しぶりにワッチしました。(といっても根性がないのでFT8です)

15m FT8ではEUの北の方がオープンしています。簡単に交信できるエンティティばかりですが、どうやらバンドニューのようです。5年前に再開局した当方にとって、15mバンド以上はニューエンティティの宝庫です。

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最近は、海外交信においては、ほぼ全量LoTWでCFMできます。基本的に国内通信以外はQSLカードの発行はやめています。

dBpowerampによるCD音源のDSD化

以前にも同じようなことを行っていますが、システムを大幅に更改しましたので試してみました。今回は44.1khz/16bit(WAV) CD相当からDSD64(2.8Mhz) SACD相当へ変換しました。使用したツールはdBpoweramp R17.3です。

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使用したソースは、先日「高域がうるさい」とコメントした「GO! / Dexter Gordon」をリッピングしたものです。アルバム構成はとても素晴らしいです。愛聴盤の1つです。(愛聴盤は数百はありますが。。。)

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結論は、前回と同じ結果です。システムのレベルが向上したためか、ダメな部分がより目立ちます。

  • 勢いがなくなります。
  • 突き抜ける感じが減退します。
  • 聴いていて愉しくないです。

CDから44.1khz / 16bitでリッピングしたものは、アップコンバートやDSD化なんてせず、そのまま聴くべきだと再認識しました。